いよいよ今年発売か!?新型ロードスター(ND・4代目)プロトタイプに試乗!/飯田裕子(4/4)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:マツダ株式会社
新型ロードスターの狙いは、人馬一体、そして軽快感の両立
SKYACTIV1.5G エンジンは少なくとも今回の試乗で不満を抱くことは全くなかった。街中を走るように低~中速で走らせても、アクセルの踏み込み量に対して十分な力をスムーズに発生させ、強く踏み込めば軽く伸びやかなトルクが頼もしく気持ちいい。
ロードスターのために新開発されたエンジンのセッティングに際し、エンジニアが狙ったのは「一体感」だという。人馬一体、そして軽快感の両立を狙ったそう。トルクカーブのデザインや時間とペダルストロークの関係、加速度の傾きの角度=強さなど、ドライバーがアクセルペダルを踏んだ際に抱く感覚とエンジンの反応を緻密に分析し、より理想的な一体感が得られるようにセッティングをしているという。
エンジニアによる説明は加速度と軽快感についてだった。これはドライバーが踏むアクセルに対し強い傾きで加速度が立ち上がり、そのあと落ちる…というベースエンジンの特性に対し、ロードスター用のセッティングでは最初の強さを少し落とし、その分の余力を踏み足し方向で変化が感じられるようにして加速度を感じる領域を拡大している点が大きいという。
軽快感は最初のトルクのピーク値を手前に持ってきて、反応の速さを感じさせている。実際に試乗中も幅広い走行領域で反応の速さとともにそれを感じていた。さらにアクセルの踏み足しでもしっかり動きが感じられるというところで、軽快感と一体感を味付けしているのだとか。
これを試乗後にうかがった私は「なるほど・・・」と感心するばかり。ウエット路のアベレージスピードはドライ路面により低いかもしれないが、天候に関係なくロードスターを思うように走らせることができ、結果、楽しいとか、もっと走らせてみたいと思ったわけだ。
僅かに試乗した新型ロードスターのオープンドライブは想像以上に「イイ」!
ちなみに、この日私は雨が弱まったタイミングでオープンドライブにも挑戦している。かつて4人乗りオープンカーを所有していた経験から「この程度ならイケる!」と判断をして実行したのだが、結果は想像以上だった。
今回はサイドウインドウは上げて走行したが、頭上を風と一緒に雨粒も流れ、トランク付近に着水しているようだったのだ。
おまけに乗車した状態でロックを外し幌を開ける操作はもちろん、閉める際も運転席に座った状態で片手で幌を引き上げることも難なくできる。これも新型ロードスターの進化の証、なのだそうだ。これなら突然の雨にもスマートに対応できる。
いつでもどこでも、誰もがオープンドライブを楽しめるクルマ造りを目指した新型=4代目ロードスター。
次回はぜひ幌も窓も開け放し、ドライ路面でこの子と親密なコミュニケーションをはかってみたい。
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