マツダ CX-3[プロトモデル]雪上試乗レポート/渡辺陽一郎(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:島村栄二/和田清志
ギリギリの数値に抑え、取りまわしに不満はなし
荷室の容量は、デミオは280Lだが、CX-3は350Lを確保する。大容量とはいえないが、ハッチバックモデルとして不満のない広さがある。前後席の居住性はデミオとほぼ同じだが、荷室は少し広い。
視界については、前方は見やすいが、側方はサイドウインドウの下端が少し高く、良好とはいえない。そして斜め後方は、サイドウインドウの下端がさらに持ち上がる。従って側方と後方の視界は要チェックだが、ボディ後端のピラー(柱)に小さなウインドウを設けたから、並走する車両の存在は分かる。サイドミラーの視野も、なるべく広く取れるように配慮した。
最小回転半径は5.3m。SUVとあってタイヤが比較的大きな16インチ(215/60R16)と18インチ(215/50R18)だから、デミオの4.7~4.9mに比べると大回りになる。それでも5.3mであれば、取りまわし性に不満を感じることはないだろう。ギリギリの数値に抑えた。
エンジンは全車が1.5リッターのクリーンディーゼルターボを搭載し、ガソリンエンジンは用意していない。グレードはXD、XDツーリング、XDツーリングLパッケージの3種類で、それぞれに前輪駆動の2WDと4WD、さらに6速ATと6速MTを設けた。
いざ試乗!
試乗車は4WDのXDツーリングLパッケージであった。
最高出力はデミオのクリーンディーゼルターボと同じ105馬力(4000回転)だが、最大トルクは27.5kg-m(1600~2500回転)で、デミオに比べると2~5kg-m高い。デミオの最大トルクは、ノーマルタイプのガソリンエンジンでいえば2.5リッタークラスだが、CX-3になると2.7リッター並み。1500回転以下では駆動力が落ち込むものの、常用域では力強い。特に2000~4000回転付近の吹き上がりは活発だ。
JC08モード燃費は21~25km/L。最大トルクは2.7リッタークラスだが、燃費数値は1.3~1.5リッタークラスのコンパクトカーと同等だ。軽油の価格はレギュラーガソリンに比べて、1リットル当たり20円ほど安いから、走行コストを節約できる。
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