マツダ、国内市場の回復に向け「アクセラ」を大幅改良!待たれるスカイアクティブテクノロジー第2世代の登場は!?
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新たに1.5リッターディーゼルエンジンを導入
マツダは7月14日(木)、同社のCセグメントモデル『アクセラ』の大幅改良を発表した。
今回の改良では、ドライバーのハンドル操作に応じて、細かくエンジンの出力を制御して車両の動きを安定させる「G-ベクタリング コントロール」と呼ぶ新世代の車両運動制御技術を導入したほか、ディーゼルエンジン特有の「カラカラ」音を低減させる技術をアクセラに初搭載。
さらに、デザインの刷新に加え、これまでの2.0リッターのガソリン車を廃止し、新たに排気量1.5リッターのディーゼルエンジンを用意した。これにより、ディーゼルエンジンはこれまでの2.2リッターと2本立てに、ガソリンエンジンは1.5リッターと2.0リッターのハイブリッド車となった。
大幅改良されたアクセラは、国内販売計画を2500台とし、1.5リッターと2.2リッターのディーゼルエンジンでその内の約50%を見込んでいる。
国内販売低迷も、アクセラの大幅改良を皮切りにリカバリーを図る
マツダ株式会社 小飼雅道社長は横浜の同社技術センターで行われた発表会で、今期の国内販売台数が15年度から約3割落ちている背景について、
「国内販売は、昨年の2月に『CX-3』を導入し、その後、5月に新型『ロードスター』を国内に入れて以降、新商品の導入というのは国内では残念ながらできていません。その代わり、中・大型のSUVである『CX-9』『CX-4』を北米・オーストラリア、中国といった大市場に導入しています。この2車種は6月から販売開始し、どちらも好調で、グローバルの販売に関しては堅調に進んでいますが、国内での新商品導入に遅れがあったことで前年比で減少が続いています。
元々、5月に入れたロードスターはそんなに台数が出るモデルではありません。事実上、量販車として上積みが期待できるのはCX-3です。それが去年の2月から1年半近く新型車が出ていないということで、販売店へお客様にきてただくチャンスが少なくなってきている。これは反省しています。但し、これは我々も最初からそういう見通しをしており、今回私が横浜まで来たのも、このアクセラの大幅改良を皮切りに、中間商品対策・商品の改良をしっかりとやっていく。この技術をしっかり訴求して、台数の上乗せ・リカバリーを図っていき、必ずアップサイドに持っていきたい、新しいマツダのチャレンジのスタートで販売をしっかりやっていきたいという表れです。」
とコメントした。
新型車導入は2017年3月期以降。そしてスカイアクティブテクノロジーの第2世代は・・・
さらにマツダでは今後、今回のアクセラ大幅改良を筆頭に、既存車種への技術展開も含め、従来以上の最新テクノロジーの導入を予定しているとのこと。新型車の導入についても、同社が掲げる「構造改革ステージ2(2017年3月期~2019年3月期)」の期間で、派生車を含め6車種の新型車導入を検討しているとした。
また、現在開発が進められているスカイアクティブテクノロジー「ジェネレーション2(第2世代)」の開発状況についても順調とのことで、構造改革ステージ2の最終年までに、点火プラグを使わず自己着火するHCCI(予混合圧縮着火)技術を使ったガソリンエンジンを発売開始する予定とのこと。
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