マツダ 新型アテンザ 新型車解説(4/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:マツダ株式会社 / 和田清志
新型アテンザ、買いのグレードは!?
以上のように、新型アテンザはマツダの、というよりも日本車の環境&安全技術をギッシリと詰め込んだ。クリーンディーゼルターボ搭載車を購入すれば、先進自動車技術の大半が手に入るといっても大げさではない。
グレード構成と価格については、セダンとワゴンは共通化されている。
グレード | エンジン | トランスミッション | 価格 |
---|---|---|---|
20S [セダン・ワゴン] | スカイアクティブG2.0 [ガソリン] | 6EC-AT | 2,500,000円 |
25S Lパッケージ [セダン・ワゴン] | スカイアクティブG2.5 [ガソリン] | 6EC-AT | 3,000,000円 |
XD [セダン・ワゴン] | スカイアクティブD2.2 [クリーンディーゼル] | 6EC-AT | 2,900,000円 |
6MT | 3,026,000円 | ||
XD Lパッケージ [セダン・ワゴン] | スカイアクティブD2.2 [クリーンディーゼル] | 6EC-AT | 3,400,000円 |
とても分かりやすいが、注意が必要。同じ価格でも、ワゴンにはルーフレール、リアスポイラー、カラクリトノカバーなどが備わるからだ。
従ってセダンとワゴンを比較すれば、15万円くらいはワゴンが割安。レガシィも、ツーリングワゴンの価格はB4を16万円前後は上まわる。なのでアテンザの場合、セダンとワゴンで選択に迷った時は、ワゴンを選びたい。価格が割安で、数年後の下取査定でも有利になる。
グレードを選ぶ時も注意して欲しい。
ガソリンの20S対25S・Lパッケージ、ディーゼルのXD対XD・Lパッケージで比べると、装備の違い、50万円の価格差とも共通になる。ディーゼルでは前述の安全装備と運転席&助手席パワーシートなどの違いだが、ガソリンは、同じ価格差でも装備に加えてエンジンの排気量まで500cc違ってしまう。
いい換えれば2リッターのガソリンエンジンを積んだ20Sは割高だ。
そうなると、選ぶべきは2.5リッターのガソリンエンジンを積んだ25S・Lパッケージか、ディーゼルのXD・あるいはXD・Lパッケージになる。ディーゼルの選択は、本革のパワーシート、19インチサイズの高輝アルミホイールが欲しいならXD・Lパッケージだが、不要な場合は、50万円安いXDを選び、オプションによって安全装備とディスチャージヘッドランプなどを加えれば良い。オプション価格の合計は27万8,250円だ。
ディーゼルとガソリンの価格差は、CX-5はガソリンが2リッターで38万円だが、アテンザはガソリンが2リッター、2.5リッターともに40万円の価格差になる。アテンザのディーゼルはCX-5よりも若干割高だが、燃費や動力性能の違いを踏まえるとディーゼルを推奨したい。
なお、ディーゼルのXDでは6速ATが290万円、6速MTは302万6,000円になる。後者が12万6,000円高いが、ディスチャージパッケージ(7万3,500円)を標準装着して、アルミホイールも19インチ化(5万2,500円)される。
この2品目を合算すれば12万6,000円。つまり装備の違いを補正すれば、同じ価格と考えて良い。グレード構成がシンプルな割に、装備と価格の組み合わせは複雑だが、ジックリと選んで欲しい。それだけの価値を持つクルマだと思う。
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