ロータス 新型エリーゼ 海外試乗レポート(1/3)
- 筆者: 桂 伸一
新生ロータスのもとで生まれた新型エリーゼ
ライトウェイトスポーツ、といってすぐに思い浮かぶのは「マツダ ロードスター」という答えが最も多いと思う。
だが、海外にはライトウェイト、ファンtoドライブ(走りの楽しさ)、シンプル構造という一貫した哲学を1953年の操業開始から貫き通しているスポーツカーメーカーがある。
イギリス生まれの“ロータス”だ。
日本のモータースポーツとモータリゼーションの創世記、1963年の第1回日本GP当時、ロータスは”タイプ23”などで大挙して押し寄せ、ロータス=高性能なライトウェイトスポーツカー、というイメージを植え付けた。
それ以降も“エラン”や“エリート”は、憧れのスポーツカーとして日本人と日本の自動車メーカーに、衝撃とともに多大な影響を及ぼしている。ロータスと日本とは、そういう深い関係で始まっているのだ。
そのロータスが、会社としていま劇的な変革期にある。
それまでフェラーリの副社長だったダニー・バハールが、グループ・ロータスのCEOに就任したのは2009年9月。そこから「新生ロータス」が始まった。
新生ロータスでは、社長以下、マーケティング、デザイン、エンジニアリング、スポーツ(レースを含む)の主要部門に、すべてフェラーリの生え抜きが起用された。
「ロータスのフェラーリ化」と陰口も聞こえたが、ともかく、昨年エヴォーラの国際試乗会でロータス本社を訪れた時は、まだ前政権時代。
そして今年、1年ぶりにイギリス・ノーフォーク州ヘセルのグループ・ロータスPLCを訪れると、雰囲気は激変していた。
まず会社のエントランスからして違う。ガラス張りのモダンな建物に変わり、外壁にはロータスの栄光のF1GPマシンが各年代毎に描かれている。
「どこかで見覚えのある光景・・。そうだ、マセラティだ」
昨年までの工場と事務所、という素っ気ない建物(そこがロータスらしさでもあるが)から、一気にお洒落でハイセンスな高級スポーツカーブランドのブティックへと変身している。
エントランスホールでは、ロータスでF1の初優勝を飾ったアイルトン・セナのタイプ97Tが出迎えてくれる。スポーツカー好きで、イギリス旅行をする機会があれば、ライトウェイトスポーツカーの聖地であるロータス社を訪れるのもひとつ、か。
さて、いよいよ本題であるロータス・エリーゼのニューモデル試乗に入ろう。
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