レクサス RX450h 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:島村栄二
早速RX450hに試乗!主役はやはりエンジン!
トヨタ初のハイブリッドカーといえば、もちろんプリウス。ではレクサスで最初にハイブリッドを用意したのは? 答えはRXだ。
日本では2005年にトヨタ・ハリアー・ハイブリッドとして発表されたモデルが、海外ではRX400hとしてデビューした。そして今回、RXのモデルチェンジに伴いハイブリッドもRX450hに生まれ変わり、わが国でもレクサス・ブランドで売られることになったのだ。
デビューはRX350と同じ1月だったのに、発売が4月にされたのは、エコカー減税が同月から始まったからだろう。発表1ヵ月後のデータでは、受注台数約2,500台の半分近い1,000台がRX450hだった。納車待ち覚悟でハイブリッドを選んだ人がこれだけいたのだ。
車名の数字はLS600hやGS450hと同じように、ガソリン車の排気量に換算した性能を示す。旧型の400から450になったのは、V6エンジンが3.3Lから3.5Lに拡大されるとともに、プリウスなどと同じ高効率のアトキンソンサイクルを導入したことが大きい。最高出力/最大トルクは211ps/29.4kgmから、249ps/32.3kgmにアップしている。
エンジンが駆動するのは前輪だけで、ほかに前後に1個ずつモーターを搭載し、状況によって後輪も駆動する4WDというのは、ハリアーやエスティマのハイブリッドと同じだ。モーター出力はフロントが167ps/34.2kgm、リアが68ps/14.2kgmで、旧型の167ps/34.0kgm+68ps/13.3kgmと、さほど変わらない。性能向上の主役はやはりエンジンなのだ。
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