【試乗】レクサス RC・RC F 試乗レポート/西川淳(2/3)
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:LEXUS
今回はハイブリッドを除く「RC350」と「RC F」をインプレッション
レクサス RCに用意されたグレードは、従来の発表どおり2グレード4モデル。
3.5リッター直噴V6を積む「RC350」とハイブリッドの「RC300h」、それぞれにスポーツモデルのFスポーツが用意されるという布陣だ。これに、最強バージョンの「RC F」が加わる。今回は、「RC350」2モデルと「RC F」について試乗したので、そのインプレッションを皆さんへ報告したい。
国際試乗会はニューヨーク、マンハッタン郊外に位置するホワイト・プレーンズのリッツ・カールトンを起点に開催された。ホテルで試乗車を受け取り、そこから150キロほど離れた会員制サーキット“モンティセロ”を目指すというプランだ。
まずは、「RC350 F SPORT」に乗り込んだ。筆者が試乗前に注目していたポイントは、19インチタイヤをいかに履きこなしているか、であった。なぜなら、最新の「NX」を除くレクサスラインナップのなかに、スポーツ性と乗り心地を「ハイレベル」に両立したモデルなどなかったからだ。もちろん、ここでいう「ハイレベル」とは最新プレミアムブランドやスーパーカーブランドの乗り心地を指す。
アメリカのハイウェイは、決して良好な路面状況ではない。ただでさえザラザラしているうえに、補修跡や凸凹も多い。万が一格好優先でアシを飾っただけのクルマならば直ぐに馬脚をあらわすはず、だったのだが・・・。
RC350 F SPORTの想像を超えるライドフィールに完成度の高さが窺える
RC350 F SPORTは、想像を超える素晴らしいライドフィールをみせた。
足元でばたつきを感じるようなことは皆無。足の動きは機械的な精緻さで機能しているというよりも、納豆のようにネバネバと「多方向に」「有機的に」ボディと繋がっているような感覚だ。嫌味がなく、穏やかなフラットさだ。
「IS」が苦手としていた微細領域での動き(動き始めやステアリングを切り始めた瞬間など)も、RC350 F SPORTでは非常にきめ細やかで心地良く、自然にドライブできる。それでいて、決して無味無臭ではなく、素直なエンジンレスポンスと抑え気味ではあるがはっきりと盛り上がるサウンド特性とが相まって、実に心地良いドライブフィールを味わえた。
先般のNXで“レクサスは何かを掴んだな”と感じたとはいえ、RCでここまで仕上げてくるとは予想外だ。「RC350 F SPORT」の展開に、他グレードへの期待も膨らむ。
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