「レクサスRC F CCSコンセプト」「トヨタ アルファード/ヴェルファイア TRDバージョン」試乗(2/3)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:茂呂幸正
スポーツ性と快適性を高次元で兼ね備える
サスペンションはKYBと共同開発された専用品が奢られ、スタビライザーは純正よりも弱められストローク感のある乗り味を追求。前後にはYAMAHA製パフォーマンスダンパーも採用される。タイヤはコンチネンタル「コンチスポーツコンタクト5P(フロント:255/30ZR20、リア:275/30ZR20)+鍛造アルミホイールの組み合わせだ。パワートレインはノーマルだが、軽量で快音を奏でるチタンマフラーを装着している。
先に紹介した14R60のようにハードなのかと思いきや、その真逆で、普通に走っているとノーマルよりしなやかにストロークするサスペンションによって、20インチを履いているとは思えないほど日常域の快適性は高い。
しかし、速度を上げていくと空力アイテムの効果がてきめんで、アンダーフロアのフラット化によるダウンフォースを得ることで、バネ下はよく動くのにバネ上はフラットなまま。4つのタイヤを硬いサスペンションで押しつけるのではなく、空気の力で押しつけられている感覚がよくわかる。なので、まるで車両重量が軽くなったような錯覚を覚えたほど。また、サスペンションやパフォーマンスダンパーの効果も相まってステアリングもより自然な特性に変更されており、ライントレース性もより正確で確実なものになっており、結果的に運転も楽になっている。
輸入プレミアムスポーツを愛するアナタにこそ乗ってもらいたい1台
そういう意味では、ノーマルがBMWの「M」に近い乗り味だとすれば、TRDは「アルピナ」に近い乗り味に仕上がっている。ノーマルとは異なるアプローチでスポーツ性を引き上げながらも、それを意識させない快適性も備えるクールスポーツ。「国産車は輸入車に比べるとまだまだ…」という人にぜひ乗ってもらいたい一台である。
恐らく市販される際にはセットオプションでかなり高額なプライス設定となりそうだが、装着して損はさせない性能を備えているのは間違いない。
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