「レクサス LX」はランクルと何が違うのか!?[詳細解説](1/2)

「レクサス LX」はランクルと何が違うのか!?[詳細解説]
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レクサス開業から10年、節目の年に発売された「レクサス LX」

トヨタが展開する高級車ブランドの「レクサス」は、1989年に北米で発足した。

当時の北米における日本車のイメージは価格と燃料代が安く、壊れにくいことだった。となれば高価格車を売るには、高級なブランドを用意する必要があった。

また海外のクルマは格差の象徴のような面があり、GMならばシボレー/ビュイック/キャデラックという具合にブランドが分かれる。その意味でも、北米におけるトヨタとレクサスの違いは理解されやすかった。

一方、日本国内のトヨタは高級セダンのクラウンから普及を開始したので、トヨタこそ有力ブランドだ。

日本は社会的にもブランドの格差は好まれず、クルマにヒエラルキーがあるとすれば、ボディの大きさとエンジンの排気量に基づく価格差に比例する。「大きなシボレーよりも小さなキャデラックがエライ」みたいなことはない。

だから日本にはレクサスが馴染まないといえたが、近年のトヨタ車の拡販には輸入車ユーザーを引き戻す必要もあり、2005年8月に日本国内でレクサスが開業した。

そして、今年はレクサスが日本で展開を開始してから、ちょうど10周年に当たる。そんな節目の年に日本で発売されたのが「レクサス LX」だ。

LXのベースとなった「ランドクルーザー200」との違いをチェック!

レクサス LX(LX570)トヨタ ランドクルーザー200

初代LXは北米で1996年に設定され、「トヨタ ランドクルーザー」をベースにした上級モデルだった。なので2代目のLXは、日本ではランドクルーザーシグナスとして販売されている。

この後、2007年に現行ランドクルーザーをベースにした3代目LXが登場したが、日本では販売されず、2015年8月20日に発表された。背景にはLXのマイナーチェンジがある。

日本では新型車だからマイナーチェンジとは受け取られないが、海外仕様は内外装や走行性能が変更を受け、この導入を機に日本国内でも売ることになった。国内におけるSUV人気の高まりもあるだろう。

LXのベースは、前述のように2015年8月15日にマイナーチェンジを受けたランドクルーザーだ。この時に新採用された安全装備などがLXにも装着される。

ボディの基本部分もランドクルーザーと同じだが、フロントマスクはかなり違う。

レクサス車とあってスピンドルグリルが装着され、直線基調のボディサイドとは少々不釣り合いながら、ランドクルーザーとは別のブランドであることを主張している。

レクサス LX(LX570)

ボディはかなり大柄で、全長は5,065mm、全幅は1,980mm、全高は1,910mmに達する。ランドクルーザーと比較しても、115mm長く、全幅は同じで、30mmほど高い。日本のSUVでは最大サイズだ。

ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2,850mm、最小回転半径は5.9mと大回りで、これはランドクルーザーと同じ数値になる。

インパネなどの内装デザイン、居住空間の広さなども基本的にはランドクルーザーに準じるが、本革や本木目を各部に使って仕上げはレクサスらしく豪華である。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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