【レクサス 新型LX インパネ解説】運転に集中しながら各種機能をスムーズに操作すべく計算されたインパネ周り
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
レクサスのフラッグシップSUVであるLXが14年ぶりのフルモデルチェンジを行い、4代目となる新型モデルが発表された。新型LXはトヨタ 新型ランドクルーザー300の兄弟車で、悪路走破性はそのままに、専用の内外装デザインが与えられている。ここでは、そんな新型LXのインパネ周りを写真で振り返っていく。
オンロードからオフロードまでドライバーとクルマのより深い対話を生み出すコックピット
新型LXでは、人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得た新コックピット思想「Tazuna Concept」を、次世代LEXUSの第1弾モデルとして2021年10月7日(木)に日本でも発売開始した新型NXに続き採用されている。
「Tazuna Concept」では、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながら各種機能の制御を可能にすべく計算されている。
インパネデザインは二段構成とし、上段はエアコンの吹き出し口を左右にオーバーハングさせることで、より強い水平基調と広がり感を演出。下段では、インストルメントパネルロアから左右ドアアシストグリップまでつながった造形とすることで、乗員を包み込むような安心感を提供している。
運転中のスムーズな視線移動を実現した操作系統
新型LXでは、前方の道路から、ヘッドアップディスプレイ、メーターへとつながる走行情報表示系を配置。また12.3インチタッチディスプレイをナビ画面とすることで、運転中のスムーズな視線移動を実現した。
マルチテレインセレクトなど、走行系スイッチはセンタークラスターの手の届きやすい位置に配置し、クライメイトコントロールなどのスイッチは人間工学の観点から機能的に整理して、7インチタッチディスプレイ下に配置している。
レクサス初の指紋認証スタートスイッチを採用
12.3インチタッチディスプレイ横には、レクサス初の指紋認証を全車に標準装備。スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらスタートスイッチ中央の指紋センサーにタッチすると、車両に登録された指紋情報と照合、指紋情報が一致しなければエンジンが始動しない機構としている。
また、ダイヤル、トグル、プッシュの操作方法や形状にも変化をつけることで直感的な操作性にも配慮。これらにより、オフロード走行時においても、ドライバーの押し間違いを低減し、意に沿った走行モードの選択や温度調節をサポートしている。
そのほか、12.3インチタッチディスプレイ上端を水平に配置することで、悪路走行時においても、ドライバーが平衡感覚を把握できるようにしている。
ここまで新型LXのインパネ周辺を紹介してきたが、特に細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。
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