謎多きレクサス 新型LS、衝撃の隠し玉とは!?(1/2)

  • 筆者: 桃田 健史
  • カメラマン:オートックワン編集部
謎多きレクサス 新型LS、衝撃の隠し玉とは!?
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新型LSの謎を解く3つの鍵

右:レクサスインターナショナル プレジデント 澤良宏氏/左:レクサス LS チーフエンジニア 旭利夫氏

2017年1月9日、北米国際自動車ショー(通称:デトロイトショー)でワールドプレミアした、レクサス 新型LS。まずは、3.5リッターV6ツインターボ(最高出力421ps、最大トルク600Nm)のLS500が登場した。

その後、3月7日のスイス・ジュネーブショーでマルチステージハイブリッドのLS500h、4月11日の米ニューヨークショーでLS500”F SPORT”と続き、6月26日には、搭載する予防安全技術のLexus Safety System +Aの技術概要が公開されている。

こうしてネタを小出しにする新型LSは、いったいどこまで進化していくのだろうか? 世間があっと驚くような隠し玉があるのだろうか?

”新型LSの謎”を解くカギは、3つの技術領域にある。

>>レクサス新型LSの詳細を写真でチェック(画像82枚)

●第一のカギ”AV”

レクサス 新型LS500h

AVのAは、Automated(オートメイテッド:自動)またはAutonomous(オートノーマス:自律)を指す。Vは車を意味する、Vehicleだ。

Lexus Safety System +Aの概要説明書のなかに、注目すべき言葉がある。

それは、『自動運転につながる高度運転支援技術 Lexus CoDrive』だ。レクサスを含めてトヨタではこれまで、量産車に対して自動運転という言葉を明確に使うことを避けてきた。

しかし2013年以降、アメリカの大手IT企業らによる自動運転技術の目覚ましい発展と主要各国や中国における自動運転の早期実用化に向けた法整備などの具体的な動きにより、レクサスとしても、そしてトヨタとしても、現在の高度運転支援技術を”自動運転につながる”と明言することが必然となったといえる。

ここ数年における自動運転に関する技術開発でトヨタは、先代のレクサス LSをカメラ、ミリ波レーダー、レーザーレーダーなどのセンサーを併用する実験車両に仕立て、アメリカや日本での走行実験を進めてきた。なぜ、LSを使ったかと言えば、それはトヨタにおける全ブランドでの最上位車から最先端技術を量産化し、その後量産効果によって中位モデルやエントリーモデルへと、自家用車における自動運転技術を広めようと考えているからだ。

現状、Lexus CoDriveの自動運転レベルは、レベル1とレベル2の中間に位置している。正確に言えば、2018年に車線変更を伴うステアリングが欧州や日本で合法化されることを受けて、レベル2に十分対応できる仕様として仕立てられている。

今後、AVの観点では、トヨタ及びレクサスの全体をリードしていくのは、フラッグシップのLSであることは明らかだ。その一環で、今年5月に米半導体大手のエヌビディアとトヨタが、技術連携を発表した人工知能(AI)の活用した量産技術が盛り込まれる可能性が高い。

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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