レクサス HS250h 新型車解説(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:島村栄二
レクサス HS250hの価格は良心的か
デザインに関しては、フロントマスクがなんとも特徴的だ。
レクサスブランドの中でも一際異質な表情を見せるこのフロントフェイスは、2003年のレクサスLF-Sコンセプトモデルから流れを組む、レクサスハイブリッド・ショーモデルのアイデンティティを取り入れている。
一般的なグリルとは違い、グリル自体が覆われてしまったかのようなこのデザインには、確かに先進さというものは感じられる。
しかしスマートさというと、正直いま一歩というところだ。
ボディ形状は、ショートノーズ&ショートデッキスタイルで、キャビンが全体の割合からして実に大きく見えるのも特徴だ。
早速乗り込んでみると、インテリアスペースの感覚としてはプリウスと大きく変らない印象を受けた。しかし後席の頭上空間は新型プリウスよりレクサスHS250hの方がルーフが寝ていない分ゆとりはある。
足元に関しても、フロントシートバックを薄型形状にしたことで、後席乗員の膝周りスペースを充分に確保している。
さらに後席はセンタートンネルがない為、後席真ん中に座る人は足を跨いで座る必要がない。従って左右席の移動がしやすいのもうれしい。
他にもインパネセンター部が、新型プリウスのセンターコンソールを分断したような形状を採っており、手前にはレクサスRX350/450hにも搭載されているリモートタッチを装備。
そしてそのインパネセンター部の両サイドには革素材を使用しており、インテリアの作り込みの高さはさすがレクサスと頷ける質感を備えている。
トランク容量もハイブリッドバッテリーの形状の工夫により、ゴルフバック4本が積載可能。おまけに開口部もレクサス車トップの幅を有しているから驚きだ。
レクサスHS250hのグレードは、4グレード構成となっており、価格は以下の通り。
●ベースグレード ¥3,950,000
●version S ¥4,150,000
●version I ¥4,530,000
●version L ¥5,350,000
と、version Lを除けば、レクサスのハイブリッドという点では比較的良心的な価格設定がされているのではないだろうか。
プレミアムに環境性能をプラスして“新しいプレミアム”という考え方の下に完成したレクサスHS250h。レクサスブランドにもプリウス級の旋風を吹かすことはできるのか? 今後の動向に注目して行きたい。
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