レクサス CT200h 試乗レポート(1/2)
- 筆者: 松下 宏
レクサス初の5ドアハッチバック+ハイブリッド「CT200h」プロトタイプへ試乗!
2011年1月に発売される予定と報じられている、レクサスのコンパクトハイブリッドカー「CT200h」のプロトタイプ車へ試乗する機会を得た。
レクサス CT200hは、昨年のフランクフルトモーターショーにコンセプトカーとして出展されて大きな話題を呼び、その後も世界各地のモーターショーへ出展されていたが、いよいよ市販が近づいてきたのだ。
レクサス CT200hは、レクサスブランドとして様々な特徴を備えている。
車名の最後に“h”の文字が付いているのはハイブリッド車であることを示すものだ。レクサス CT200hにはプリウスと同じハイブリッドシステムが搭載されている。
ボディタイプはレクサスでは初めての5ドアハッチバックで、ハイブリッド専用モデルとなる。
ボディサイズは全幅が1,745mmで日本では3ナンバー車になるが、全長は4,320mmと短くコンパクトなクルマだ。
レクサスでは車名に含まれる数字が排気量や動力性能のレベルを意味するが、200という数字はこれまでのレクサス車で最も小さい。つまりCT200hはレクサスの新しいエントリーモデルとなるクルマだ。
搭載エンジンは1.8リッター直列4気筒のアトキンソンサイクルエンジンで、73kW/142N・mのパワー&トルクを発生し、さらに60kW/207N・mを発生する電気モーターが加わる。実は、この数値はプリウスと全く同じである。
車両重量はプリウスよりもやや重いが、ボディと動力性能のバランスはほぼ同じと考えていい。
外観デザインは、随所にレクサスらしさが表現されている。
グリルの大きなL字エンブレムはもちろんだが、レクサスの特徴であるアローヘッドを用いたデザインがあちこちにちりばめられているからだ。
ほかにバンパー形状などを始めとして空気の流れをコントロールする空力デザインや、アローヘッドのクリアランスランプ、LSを連想させるL字型のテールランプなどがレクサスらしさを表現している。
エントリーモデルといえど、運転席に乗り込むとそこにはレクサスというブランドが感じられる空間が広がっている。
装備や仕様はグレードによって異なるだろうし、その詳細も明らかにされていないので正確な評価は発売を待たなければならないが、インパネ回りの素材や色使いなどの高い質感はレクサスらしさが表現されている。
センターコンソールには、RXから採用が始まったリモートタッチコントローラーも備えられていた。
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