【試乗】レクサス CT200h [2013年マイナーチェンジモデル] 試乗レポート/九島辰也(1/2)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:和田清志
レクサス CT200hのマイナーチェンジにより、走りの質が大きく向上!
「変わった、素晴らしく良くなった」
マイナーチェンジが施された「レクサス CT200h」のステアリングを握ったときの率直な感想である。これならば、現行の「レクサス GS」からはじまった“新世代レクサス”の走りにしっかりマッチしていると断言できる。
正直に言ってしまうと、実はいままでCT200hにはネガなイメージが付いてまわっていた。エクステリアデザインは悪くないし、ハッチバックにもかかわらず高級感もある。さらにインテリアは「クラストップ」ともいえる仕上がりで、レクサスの目指すプレミアム感を具現化していた。
だが、走りに関してはどうもイマイチと感じていた。どことなく“ユル”くて「なんとなしに前へ走り出す」感覚がどうしても馴染めなかったのだ。言ってしまえば、いわゆる「1世代前のトヨタ」的であり、そこにエモーショナルなテイストを感じることは出来なかった。
もちろん、それがレクサスの目指すところであればそれでもいい。
だが、冒頭にも記したように「GS」「LS」さらには「IS」はいづれも走行パフォーマンスが向上し、運転する楽しみを感じさせるつくりをなしている。ならば、CTもそうでなくてはならないはずだ。価格帯的にもより多くのレクサスオーナーを生む車種なだけに、それは急務かつ重要なポイントである。
それが、ついに今回のCTのマイナーチェンジによって見事に実現した。
いま、彼らの目指す走りがCT200hに再現されている。
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