試乗レポート

ランドローバー新型レンジローバースポーツ試乗レポート／九島辰也(1/4)

公開日:2013/12/12 10:00 最終更新日:2013/12/12 10:00

筆者：九島辰也
カメラマン：茂呂幸正

RANGE ROVER SPORT Autobiography Dynamic(レンジローバースポーツオートバイオグラフィ・ダイナミック)[ボディカラー：チリ(ルーフ：サントリーニ・ブラック)]

ランドローバー新型レンジローバースポーツオートバイオグラフィ・ダイナミック[ボディカラー：チリ(プレミアムメタリック)／コントラストルーフ：サントリーニ・ブラック]

レンジローバースポーツオートバイオグラフィ・ダイナミック[ボディカラー：チリ(プレミアムメタリック)／コントラストルーフ：サントリーニ・ブラック]

ジェームズ・ボンドが似合う！とびきりクールな1台

実にかっこいいクルマが日本に上陸した。新型「レンジローバー・スポーツ」である。

既に現行型でその知名度を稼いでいるが、今回はきっとよりニュース性を高めるだろう。そのくらいかっこいいクルマだ。

レンジローバースポーツのワールドプレミアで登場したジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグ

そもそもこいつは出だしからかなりクールだった。というのも、初見は2013年3月のニューヨークモーターショー。その前日に世界中のメディアの前に現れた。

なにが印象的かというと、登場の仕方。モニターに映し出された新型レンジスポーツが会場に近づいたと思うと、突如ステージ上にリアルに走り込み、そこからジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグが降りてきた。ドライバーズシートからである。その瞬間の会場のざわめきとフラッシュの光はいまも忘れられない。マンハッタンが世界で一番光った瞬間だ。

ランドローバーが自信を持って送り出した「走り」の性能

その後7月に英国西部で試乗を行った。コッツウォルズ周辺だったと思う。そこでも特別な体験をした。試乗コースの最後に用意されたのは飛行場。そこで260km/hオーバーまでの最高速テストとそこからのフルブレーキングを行った。かなり大胆に。もう10年以上こういった海外のイベントに参加させてもらっているが、サーキット以外こういった機会はなかなかない。彼らのクルマに対する強い自信を伺わせる。

[次ページへ続く]

V8 5リッターとV6 3リッター、ふたつのスーパーチャージドエンジンを搭載

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筆者九島辰也

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX」副編集長、「アメリカンSUV」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON」副編集長なども経験。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。記事一覧を見る