ランドローバー 新型 レンジローバースポーツ 試乗レポート/九島辰也(4/4)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:茂呂幸正
V8モデルは、あの”カイエンターボ”を凌ぐ迫力
そして「オートバイオグラフィ・ダイナミック」。V8を積んだこいつは出だし、いやエンジンをかけた瞬間から違う。“カイエンターボキラー”といったワードが頭に浮かぶほど、レーシーな味付けがなされる。アイドリングから唸るようなエキゾーストサウンドは尋常じゃない。
でもって走り出すと、まんま500馬力クラスのGTマシン。アクセルに対してグワ〜ん!とボンネットを持ち上げながら前へ進む。レスポンスのよさからさらに踏み込んでしまうほどだ。2000回転あたりからトルクはものすごく太くなるため、加減しないと目の前の景色がどんどん流れ出す。
ただ、そのときもステアリングはブレることなく、正確性は維持される。この辺はクルマ自体の出来がいいことの証明。なので、じゃじゃ馬と形容されるクルマのように安心感が薄れることはない。トラクションの効き方もさすがと言える仕上がりだ。
乗り心地は普通よりは少々硬め。タイヤサイズは21インチだが、そこからくる突き上げはない。そういえば、レンジスポーツは19インチから22インチまで用意されるそうだ。もはやオフローダーもウルトラロープロファイルな時代となる。
といった感じの国内ファーストインプレッション。海外と国内では乗った印象が異なる場合があるので、それぞれ検証するのは重要だ。
それにしてもスタイリングからしてかっこいいレンジローバー・スポーツ。どのボディカラーでもスタイリッシュに決められる。
が、ひとつだけ注意したいことがある。リアからの眺めはイヴォークに似ている。なので、トップのカラーを塗り分けると「あれ、イヴォーク?」ってことになる。まぁ、確かにそれはブランディングという面で意図したところだろうが、モデルの立ち位置は違う。色を選ぶ際はその辺も注意したいところだ。
[レポート:九島辰也/Photo:茂呂幸正]
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■ランドローバー 新型レンジローバースポーツ 海外試乗レポート/九島辰也[2013年7月25日]
ランドローバー 新型「レンジローバースポーツ Autobiography Dynamic(オートバイオグラフィ・ダイナミック)」主要諸元
全長x全幅x全高:4855x1985x1800mm/ホイールベース:2920mm/車両重量:2410kg/乗車定員:5名(7名)/エンジン種類:V8 DOHC スーパーチャージド ガソリンエンジン/総排気量:4999cc/最高出力:510ps(375kW)/6500rpm/最大トルク:63.8kg-m(625N・m)/2500rpm/駆動方式:フルタイム4WD/トランスミッション:副変速機付8速オートマチックトランスミッション(コマンドシフト付)/タイヤサイズ:275/45R21/燃料消費率:7.3km/L[JC08モード]/メーカー希望小売価格:1260.0万円[消費税込]
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