レンジローバー イヴォーク 海外試乗レポート／九島辰也(2/4)
- 筆者： 九島 辰也
- カメラマン：ジャガーランドローバー・ジャパン
コンセプトモデルとほとんど変わらないカタチで市販化へ
デザインのベースとなったのは2008年のデトロイトモーターショーでお披露目されたLRXコンセプトである。3ドアのスタイリッシュなボディに誰もが目を奪われたアレだ。で、それをほとんどそのままのカタチで市販化する。
デザイナーは当初から手掛けてきたゲリー・マクガバン氏。先般のフランクフルトモーターショーでも次期ディフェンダーを思わせるDC100というコンセプトモデルを発表した人物である。
特徴はなんといってもレンジローバーのデザインキューを各所に散りばめた点。グリルやボンネットの形状、それと先端のロゴがファミリーであることを知らしめる。と同時に、後方へ絞り込まれるようなサイドビューがこのクルマの個性を浮かび上がらせる。そう、クーペ的シルエットがそこにあるのだ。
という外観なので、インテリアも必然的に新しい。運転席まわりはパッセンジャーカー的であり、スポーツカーに近い。つまりドライバーの目線もそれほど高くなく、シートに座り込むといった感じ。これまでの高いところから見下ろすコマンドポジションとは大違いだ。
ボディタイプは3ドアと5ドアの2種類。象徴的なのは当然3ドアだが、5ドアも上出来に思える。
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外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX」副編集長、「アメリカンSUV」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON」副編集長なども経験。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。記事一覧を見る
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