ランボルギーニ ガヤルド LP560-4 ビコローレ 試乗レポート/飯田裕子(2/3)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:茂呂幸正
0-100km加速は3.7秒、最高速度は325km/h!
運転席に座っただけで、着座位置の低さや目の前に広がる操作系がドライバーのテンションを上げる。インテリアには一切のムダがなくとてもシンプル。
しかし、室内の大部分をホワイトステッチでオシャレなレザーが覆い、そのソフトな感触も含め質感の高さは十分に感じられた。
ガヤルドの室内は2シーターのスポーツカーらしいクローズド感があり、ドアを閉め、そこにおさまったときの気持ち良さもやはり独特だ。
そしてエンジンをスタートさせれば、室内の沈黙は破られ、目の覚めるようなエンジン音がドライブというよりもスピードの世界へ引き込もうとするのだ。
その衝動を抑えてこそ“オトナ”というものではないか。
ガヤルド LP560-4はエンジンが“Longitudinale Posteriore=後方縦置き”であり、560馬力を発揮する4WDモデルあることを意味する。
ボディは軽量かつ剛性に優れたアルミスペースフレームを採用。キャビン後方に縦置きされるV10 5.2リッターエンジンの最高出力は412kw(560ps)/8,000rpm、最大トルクは540Nm/6,500rpmで、0-100kmの加速は3.7秒。最高速度は325km/h。
トランスミッションは『e-ギヤ・オートメイテッド・トランスミッション』という、乾式ツインプレート式のシングルクラッチを採用する6速セミオートマチックを搭載。
最近ではツインクラッチを採用するモデルもあるが、ガヤルドに搭載されるシングルクラッチタイプのトランスミッションは軽量/コンパクトながら大きなトルクを伝達する能力があるスグレモノ。現段階では、このスポーツカーにとって最良のトランスミッションなのだ。
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