車を手放すときの手続きとは? 手続き方法や手放すまでの流れを解説
- 筆者: MOTA編集部
車を手放す際の必要な手続きがわからない方や、手続きが面倒で進められていないという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、車を手放すときに必要な手続きや書類、手放すまでの流れについてまとめました。あわせて手放すのにおすすめのタイミングや損をしない売却方法もご紹介します。
車を手放す際の主な手続き
車を手放す際には、以下2つの手続きが必要です。
・自賠責保険や任意保険の解約
・自動車税の所有権の抹消
それぞれの手続き方法について解説します。
自賠責保険や任意保険の解約手続き
車を手放す際には、自賠責保険や任意保険などの解約手続きが必要です。
自賠責保険の解約手続き方法
自賠責保険を解約する場合は、加入している保険会社へ解約の申し込みが必要です。基本的には、郵送か営業所の窓口で行うことになります。
ただし、車の売却を買取業者へ行う場合は、買取業者が実施するため対応は不要です。
解約手続きに必要な書類は以下のとおりです。
自賠責保険 解約手続きに必要な書類
・保険契約者本人であることの確認書類
・自動車損害賠償責任保険証明書
・自動車の廃車等が確認できる書類
・自動車損害賠償責任保険承認請求書
・保険標章など(車検対象外の車)
※必要書類は保険会社によって異なる可能性があります上記の必要書類一式を保険会社へ提出し、保険会社の確認が終わった時点で解約となります。
自賠責の保険期間が1か月以上残っている際には、解約返戻保険料が受け取れる場合があるため、保険会社に確認してみましょう。
任意自動車保険の解約手続き方法
任意保険に加入している方で、車を手放すのみで買い替えない場合は、解約または「中断証明書」の発行手続きをします。買い替える場合で、任意保険を継続する場合は車両入替を行います。
任意保険の解約は、保険会社へ連絡し、送られてくる解約申込書に必要事項を記入して保険証券と一緒に提出するだけです。
任意保険も自賠責保険同様に、保険期間の途中で解約すると、始期日から解約日までを差し引いた残りの保険料が返還されます。
任意自動車保険の中断証明書を発行する方法
中断証明書とは、現在の保険の等級を再び車に乗る際に引き継ぐために必要な書類です。
任意保険では、通常無事故を継続していると1年ごとに等級が上がっていき、保険料が割安になるメリットがあります。
いまは車を手放すとしても、今後また車を購入する可能性があるならば、中断証明書を発行しておきましょう。ただし、車の等級を保存して引き継げる有効期限は10年間です。
自動車税の所有権の抹消の手続き
自動車は保有しているだけで自動車税が課税されるため、所有権の抹消手続きも必要です。
手放す方法が売却か廃車のいずれであっても、手放した時点で自動車の所有権を抹消しましょう。所有権が抹消されることで、自動車税の納税義務もなくなります。
買取業者に依頼すれば手続きは不要
ただし買取業者に売却すれば、基本的には抹消手続きを業者がしてくれるため、個人での手続きは不要です。手放したあとの手間もかけたくない場合は、買取業者への売却を検討しましょう。
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買取で手放す場合の手続き方法
車を手放す方法には、「下取り」と「買取」、「廃車」の3つの方法があります。車を手放す方法によって必要な手続きや書類が変わるため、あらかじめ確認しておきましょう。
買取とは、買取業者へ車を売却する方法です。車を買い替える際や、車を手放して買い替えない場合のどちらでも利用されています。
買取は基本的にどのような車でも売却は可能です。
買取で必要な手続き
買取業者に買い取ってもらう際に必要な手続きは、査定依頼手続きと売却手続きです。
手続きは買取業者が大半を行ってくれるため、査定依頼だけ自分で行うことになります。
主な査定依頼方法は、次の3つです。
査定を依頼する3つの方法
・近くに買取業者があれば直接車を持って行く
・出張査定を依頼する
・インターネットの車一括査定を依頼する
買取業者は出張査定を行っていることが多く、自宅近くに買取店がない場合でも自宅まで来て車を査定してくれます。
また、インターネットでの車一括査定に対応している買取業者もあります。車一括査定であれば足を運ぶことなく、愛車の概算査定額がわかるため便利です。
買取での必要書類
車の買取で必要となる書類は、次のとおりです。
買取での必要書類(普通自動車)
・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書
・自動車税(種別割)納税証明書
・自動車リサイクル券
・実印、印鑑登録証明書
・委任状、譲渡証明書(名義変更手続きのため)
・振込先情報(買取業者からの入金用)
・整備手帳、取扱説明書・保証書(あれば)
印鑑登録証明書は、普通車売却の場合には発行日から3か月以内のものが必要です。軽自動車の場合は、委任状や譲渡証明書、実印(代わりに認印が必要)、印鑑登録証明書が不要になります。
下取りで手放す場合の手続き方法
下取りとは、ディーラーに車を売る方法です。現在所有している車をディーラーに売り、新たに購入する車の価格から差し引いてもらいます。
ディーラーにて次に購入する車が決まっている場合に利用します。ここでは、下取りで必要な手続きや書類について解説します。
下取りで必要な手続き
下取りは基本的に新車の購入が前提のため、ディーラーで車の売却を行います。ディーラーは車をチェックして査定額を算出し、査定額分を新車購入費用から差し引く仕組みです。
下取りの際は、売却と購入の2つの手続きが必要になります。ただし、ディーラーで書類作成や各種登録などの手続きをサポートしてもらえます。
下取りでの必要書類
車の下取りで必要となる書類は次の表のとおりです。
下取りでの必要書類(普通自動車)
自動車検査証(車検証)
自賠責保険証明書
自動車税(種別割)納税証明書
自動車リサイクル券
実印・印鑑登録証明書(発行から3か月以内のもの)
委任状・譲渡証明書:買取業者が名義変更手続きを行うため
振込先情報:買取業者が車の買取金額を入金するため
整備手帳・取扱説明書・保証書(あれば)
軽自動車の場合は、譲渡証明書や実印(代わりに認印が必要)、印鑑登録証明書が不要になります。
廃車で手放す場合の手続き方法
廃車とは、車の状態が悪かったり、不動車や過走行車だったりして、査定額がつかない場合に車を使えなくする方法です。
廃車で手放す場合の手続き内容と必要な書類を見ていきましょう。
廃車で必要な手続き
廃車の場合は、自分で廃車にする方法と業者に依頼する方法があります。
自分で廃車手続きを行う場合は、書類の準備やナンバープレートの返却、書類の提出、自動車税の抹消申告などを、すべて自分で行わなければなりません。
廃車は廃車買取業者へ依頼します。廃車買取業者へ依頼する場合は、書類を準備して車を業者へ引き渡せばよいため、手続きの手間や時間がかからない点がメリットです。
ちなみに、普通自動車の場合は運輸支局で行いますが、軽自動車の場合は軽自動車検査協会支所で行う点に注意しましょう。
廃車での必要書類
廃車には登録を完全に消去して車を使えなくする「永久抹消登録」と、一時的に登録を抹消して自動車税を停止する「一時抹消登録」の2つがあります。
それぞれで必要な書類が異なるため、注意しましょう。
廃車(永久抹消)での必要書類
・自動車検査証(車検証)
・印鑑登録証明書(発行から3か月以内のもの)
・実印
・ナンバープレート前後2枚
・身分証明書
・永久抹消登録申請書
・手数料納付書
・自動車重量税還付申請書
・解体報告記録日の控え
・移動報告番号の控え
廃車(一時抹消)での必要書類
・自動車検査証(車検証)
・印鑑登録証明書(発行から3か月以内のもの)
・実印
・ナンバープレート前後2枚
・身分証明書
・一時永久抹消登録申請書
・手数料納付書
車を手放すまでの流れ
車を手放すまでの流れを解説します。手放す流れは、次のとおりです。
1. 手放す方法を決める
2. 売却先を決める
3. 必要な書類を用意する
4. 売却手続きをする
5. 車を引き渡す
6. 売却金の受け取り
それぞれ詳しく解説します。
1. 手放す方法を決める
まずは「買取」「下取り」「廃車」のどの方法で手放すのかを決めます。
できるだけ手間を減らして別の車に乗り換える場合は「下取り」、車をより高値で売却したい場合は「買取」を選びましょう。乗れないような状態であれば「廃車」が候補になります。
2. 売却先を決める
買取の場合は、複数の買取業者に査定を依頼して、見積もりを出してもらいましょう。複数の見積もりを比較・検討することで、より高値で売却できる可能性が高くなります
なお、売却先を決める際は見積もり金額だけを見て決めるのではなく、次の内容も考慮して決めましょう。
・見積もりから契約までの間に追加費用が発生しないか
・成約後の減額はないか
・リサイクル料預託金の返金の有無
見積もりの中に引取料や名義変更費用などがあると要注意です。また、車両引き渡し後や名義変更書類を提出後に減額を伝えられてトラブルに発展するケースもあります。リサイクル料預託金については、見積もりに含まれている場合と別途返金の場合があるため、こちらも要注意です。
3. 必要な書類を用意する
車を手放す際には、必要書類を把握してあらかじめ用意しておきましょう。手放す方法によって、必要な書類が異なります。
印鑑登録証明書など事前に準備が必要な書類もあるため、スケジュールを組んで準備するようにしましょう。
4. 売却手続きをする
売却先の提示した査定額に納得ができたら、売却手続きを行います。必要書類をそろえて提出し、契約書に押印すれば売買契約完了です。
下取りの場合は、ディーラーで購入手続きもあわせて行いましょう。
5. 車を引き渡す
売却手続きが完了したら、車を引き渡します。買取の場合は売買契約後すぐに引き渡し、下取りの場合は納車日にあわせて車を引き渡します。
引き渡す前のチェック項目は、次の3点です。
・車内に私物を置き忘れていないか
・ドライブレコーダーやオーディオにデータが残っていないか
・ナビに自宅や会社など個人情報は残っていないか
6. 売却金の受け取り
車を引き渡したら、売却金の受け取りです。買取の場合は、買取業者から売却金を受け取ります。手渡しや、金融機関への振り込みが一般的です。
車を手放すのにおすすめのタイミング
車を手放す際には、タイミング次第では売却価格が上下をします。閑散期では思ったよりも高く売れない可能性があります。
車を手放すのに適したタイミングは以下のとおりです。
・車検前
・自動車税の納付前
・車が高く売れる時期
それぞれのタイミングが最適な理由を解説します。
車検前
車検前は、車を手放すのに適したタイミングです。車検は、自家用乗用車の場合、2年ごとに受けなければなりません。また、車検に通すためにはそれなりにまとまった費用がかかるものです。
車検費用を節約する意味でも、不要な車であれば車検前に売却しましょう。
自動車税の納付前
自動車税の納付前も、車を手放すのに適したタイミングといえます。自動車税は、毎年4月1日時点で車の所有者に課税される税金です。4月1日の時点で車を所有していると、5月末までに自動車税を払わなければなりません。
もし、4月以降に乗らないことが決まっているのであれば、3月中に車を手放しましょう。なお、普通自動車の場合、支払った自動車税は車を売却することで1か月単位で還付されます。
しかし、軽自動車の場合は戻ってきません。売却する車が軽自動車の場合は、3月中に買取や下取りに出すことがおすすめです。
車を高く売れる時期
車には、高く売れる時期が存在します。高く売れる時期を把握して、適切なタイミングで売ることで高価買取が実現できます。
中古車が高く売れる時期は、中古車の需要が高まる1~3月、7~9月です。1~3月は4月の新生活で、7~9月は転勤などで車の需要が高まる時期であるため、中古車買取価格が上がる傾向にあります。
車を手放す際に事前に確認したいポイント
続いて、車を売却する際に、確認したいポイントを解説します。
手放すと決めているものの、本当に手放しても生活に支障がないのか、ローンが残っているけど売れるのか、といった確認しておきたいポイントを深掘りします。
車を手放しても生活に支障がないか
まずは、車を手放しても生活に支障がないかを事前によく考えておきましょう。車を売却後、すぐに車を購入しないのであれば、公共交通機関やレンタカー、カーシェアリングなどを利用することになります。
公共交通機関の本数が十分あるのか、レンタカーやカーシェアリングできる場所が近くにあるのかなど、しっかりと調査しておくことが重要です。
ローンの残債があるか
車を売却する前に、カーローンの返済状況を確認しましょう。車のローンが残っている場合、車の所有権が誰にあるのかが重要になります。所有権は、車検証の「所有者の氏名または名称」で確認しましょう。
所有者の欄が自分の名前であれば、問題なく車を売却できます。ただし、所有者がディーラーやローン会社となっている場合、その車はディーラーやローン会社の所有となるため、勝手に売却することはできません。
通常、ローンを完済したのち、所有権を自分に移してから売却します。
しかし、実務的にはローンが残っていても車を手放せます。買取業者に売却をして、売却金額をローンに充てる方法があるためです。ただし、売却金額でローンを返済しきれない場合は、不足分を現金で支払うか新たにローンを組み直すことで支払うことになります。
車を高く売るためのコツ
車を少しでも高く売るためにはコツがあります。ここで紹介するコツを実践して、高価買取を目指しましょう。
・買取相場を調べておく
・買取や車一括査定を利用する
・年式や走行距離が大台に乗る前に売る
・車をキレイにしておく
・純正オプションを保管しておく
・メンテナンスノートを用意しておく
買取相場を調べておく
車を高く売りたいのであれば、自分の車の買取相場を調べておくことが重要です。買取相場を知らずに査定を受けても、提示された査定額が妥当なのか判断できません。
場合によっては、相場と比べて安く買いたたかれてしまう恐れもあります。査定額が適切であるか判断できるようになるためにも、買取相場は事前に確認しておきましょう。
買取や車一括査定を利用する
買取では、市場価格をダイレクトに反映するため、下取りに比べて高い査定額がつきやすくなっています。また、さまざまなメーカーや車種についての知識が豊富なプロの査定士がいるため、安心して任せやられるのもメリットです。
また、車一括査定であれば競争の原理が働きやすいため、買取よりも高く売りやすいです。
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年式や走行距離が大台に乗る前に売る
年式・走行距離が、大台に乗る前に売ることも高価買取には欠かせません。具体的には、年式が10年以上前である、走行距離が10万km以上である場合には、査定額が低くなってしまう傾向があります。
車をキレイにしておく
車内の清潔さは、売却額に大きく影響します。とくに、タバコやペット、芳香剤などの臭いがある場合、査定額が下がる可能性があるため注意が必要です。
純正オプションを保管しておく
車を購入した際の純正オプション品があると、査定額がプラスされる可能性があります。パーツを改造している場合は、査定前に純正オプションに戻しておきましょう。
具体的には、安全装備やカーナビ、レザーシートなどが査定額アップにつながりやすいオプションです。
メンテナンスノートを用意しておく
車を売る際は、メンテナンスノートの準備も忘れずに行いましょう。メンテナンスノートとは、保証書と車の点検記録簿がセットになったものです。
これまでの点検や整備履歴が記録されているため、メンテナンスノートがあることでしっかりとしたメンテナンスを行っていることの証明になります。
買取側からしても、整備されているか不明な車よりも、しっかりと整備されている車のほうが安心して買い取れるため、高評価につながりやすいです。メンテナンスノートをなくした場合は、メーカーやディーラーに依頼すれば再発行してもらえます。
まとめ
車を手放す方法には、買取と下取り、廃車の3つがあります。それぞれで必要な手続きや書類が異なるため、注意が必要です。
また、車を手放す際には、手放すタイミングにも気をつけましょう。車検前や自動車税の納付前であれば、それらの費用を削減できます。あわせて、車が高く売れる時期を把握しておくことで、損をせず高く愛車を売却できるでしょう。
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一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
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一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。