【MOTAカーライフアンケート】「試乗時のチェックポイント」「許容できる予算オーバー額」「許容できる契約から納車までの期間」などについて聞きました「|MOTA「購入する新車の決め方」に関する調査レポート【2022年】

  • 筆者: MOTA編集部

現在は車を所有していて、ここ2、3年で買い替えを検討している方を対象にアンケートを実施

今回のテーマは「新車を購入する際に、どのように検討しているか」です。実際、他の人はどうやっているのかと気になったことはありませんか? 例えば「試乗時にどんな点をチェックしているのか?」「有効な安全装備はどれなのか?」「どれぐらいの車種で比較検討しているのか?」「想定の予算よりもいくらぐらいまでのオーバーなら許容できるのか」など、ユーザーの本音を聞いてみました。

ご自身が新車を購入検討する際の参考にしてみてください。

調査概要

調査内容

新車購入時での検討行動に関する調査

調査対象

現在は車を所有していて、ここ2、3年で買い替えを検討している方

サンプル数

121人

調査手法

インターネット調査(Surveroidを利用)https://surveroid.jp/

調査エリア

インターネット調査用パネルからランダムに抽出

調査実施日

2022年12月15日

試乗時のチェックポイント第1位は「車両サイズ」

まずは、新車購入の際に必ずやっておきたい「実車の試乗」。みなさんは、どんな点をチェックしていますか? 

1位は「車両サイズ」(76.0%)。さすがに車両の大きさは気になりますね。見た目の大きさと比較して、やはり車両感覚は大切で、運転席に座ってみて確かめたいようです。また、車両サイズは、現在の駐車場に停められるかを確認するのにも大切な要素ですね。

2位は「乗り心地」(66.9%)。最近、SUVやミニバンなど車高の高い車が人気ですが、その分、走行時の前後や左右への揺れが気になる人も多いはずです。加速や減速をしたり、段差を超えたりする際の挙動はしっかりとチェックしたいようですね。

3位は「外装のデザイン、見た目」(61.2%)。やっぱり「かっこいい」「かわいい」「魅力的」と思えるかどうかは大事なポイントのようです。ボディタイプによって流行のスタイルはありますが、フロントやリアのデザイン、エアロパーツ、ヘッドライトなど、チェックしたい箇所はたくさんありますね。最近ではライト類にLEDを使用している車種が増え、形状や点灯の仕方も多種多様になっています。

4位は「走行性能」(57.9%)。車にとって大切な「走る」「止まる」「曲がる」の性能の部分です。確認したい箇所としては「停車時からの走り出し」「車線変更時の加速」「坂道でのパワー」などでしょうか?メーカー発表の諸元表(スペック表)では判断できないパフォーマンスを実際に確かめたいという方は多いようです。

5位以下は次のとおりです。5位「視界の広さ」(50.4%)、6位「内装のデザイン、見た目」(52.1%)、7位「安全装備」(50.4%)、8位「荷室の広さ、使いやすさ」、9位「座り心地」(42.9%)、10位「静粛性」(34.7%)、11位「後席の広さ、バリエーション」(26.4%)と続きました。

5位以下と順位は低いですが、試乗でチェックすると答えた割合は4割を越えている項目も多く、装備や室内、荷室など「使い勝手の良さ」を確認したい方も結構いるようです。

このような結果から、試乗の際にチェックしたいと考えている項目が数多くあることがわかりました。購入しようとしている新車をそれだけ慎重に吟味しているようです。

付いていて良かったと思える安全装備第1位は「衝突時被害軽減ブレーキ」

続いては「安全装備」です。今回は「欲しい」という希望ではなく、実際に付いていて良かったという「実体験」に基づいた意見を聞きました。

1位は「衝突時被害軽減ブレーキ」(54.5%)です。何らかの不注意で警告音やブレーキの補助操作によって衝突からまぬがれたという方が半数以上もいらっしゃいました。

2位は「踏み間違い時加速抑制ブレーキ」(41.3%)。こちらも4割以上の方が「踏み間違い」による加速によるヒヤリがあったようです。

3位以下は次のとおりです。3位「車線逸脱警報装置」(34.7%)、4位「後側方接近車両注意喚起装置」(33.1%)、5位「車間距離制御装置(ACC)」(30.6%)と続きました。

時々「警告音がうるさく感じるときがある」という意見が聞こえてきたりすることがありますが、やはり安全装備によって不注意からの接触事故を防止できた経験のある方には、とてもありがたい機能であるようですね。

今回の調査では、約4人に1人(26.4%)の方が「いずれの安全装備も付いてない」と答えられましたが、現在、安全装備の付いていない車にお乗りの方は、今回の結果を参考してみてください。

比較検討する車種数トップは「2車種」

次は「比較候補に挙げる車種数」を聞きました。

1位は「2車種」(38.8%)、2位は「3〜5車種」(29.8%)、3位は「1車種」(28.9%)。ちなみに「6車種以上」と答えた方は2.5%でした。

ただ上位3位まではいずれも僅差で、車を購入する際、他の車種と比較して、最終的にどの車を購入するのかを検討することも楽しみのひとつと言えるかもしれませんね。

許容できる予算オーバー額第1位は「20万円まで」

新車を購入する際、魅力的なオプションを付けたくなったり、対象のオプションを付けるためには1つ上のグレードを選ばないといけなかったりと、もともと設定した予算をオーバーしてしまうことはつきものです。そこで、ずばり「予算オーバーはいくらまで許容できるか」を聞きました。

1位は「20万円まで」(41.3%)。これぐらいの余裕は持たせているようでした。つづく2位はなんと「50万円まで」(36.4%)でした。この金額を想定している方は、オプションの魅力をすでに知っているのかもしれませんね。

少数派では「0円」と答えた方は7.4%で、予算オーバーは絶対NGのようです。それとは反対に「100万円以上でも可」(6.6%)と答えた猛者もいらっしゃいました。この金額を用意できれば、グレードアップや相当なオプションパーツ追加ができそうですね。

許容できる契約から納車までの期間は「半年まで」が1位

続いて「契約から納車までどれくらいの期間を許容できるか」について聞きました。

1位は「半年まで」で38.8%の方が占めています。つづく2位は僅差で、36.4%の「3ヶ月まで」でした。

実際は人気車種など1年近くも待たされる車種もあるのですが、実際に待たされる側の本音としては「半年まで」が限界のようですね。

3位は「1年まで」(12.4%)で、「その車種は1年待ち!」などというメディアで伝えられている情報を参考に、覚悟されているのかもしれませんね。

その他の意見では「3年以上でも待てる」という方は0.8%、逆に「待てないので、中古車を検討する」という方は5.0%もおられました。

このように、契約から納車までの期間が長期化している今、少しでも早く手に入れるためには新車発表の情報をもとに素早く決断し、契約することが大切かもしれませんね。

車の購入を検討する際に参考する情報源は「自動車メーカーの公式サイト」が堂々の1位

最後は「車購入検討時に参考にする情報源」です。

1位は、2位以下を大きく引き離して「自動車メーカーの公式サイト」(79.3%)。やはりオフィシャルという確実な情報を求めているということが推察できます。

続く2位は「自動車専門のウェブサイト」(39.7%)、3位は僅差で「ディーラーや販売店」(38.8%)でした。

4位には「動画サイト(YouTubeやTikTokなど)」(33.9%)がランクインしています。その他のウェブ系メディアでは、6位に「新車一括見積もりサイトのカタログページ」(21.5%)、8位に「SNSサイト(TwitterやInstagramなど)」(19.0%)がランクインしています。

ウェブメディア以外のメディアでは、5位「テレビの番組やCM」(24.8%)、7位「雑誌、書籍、新聞」(19.8%)、9位「知人や家族」(16.5%)が入っています。

このように、全体的にウェブサイトを活用して、車に関する情報収集を行っている方が多いようです。

今後のMOTAにご期待ください

今後もMOTAでは、購入検討にて必要な情報を中心に、その車の特色や使い勝手、おすすめグレードなどを紹介する「車種別の購入ガイド記事」を拡充してまいります。ぜひご期待ください。

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