ジープ 新型 チェロキー[2014・KJ型] 国内初試乗レポート／国沢光宏(2/3)

FF乗用車ベースの4WDで、ジープの名に恥じぬ悪路走破性を持つのか！？

こうなると気になるのは「ジープの名前に恥じぬ悪路走破性を持つのか？」。

ジープとしても「ぜひ試して欲しい！」なんだろう。試乗会を本格的なオフロードコースで行った。

結論から書けば「必要にして十分な走破性を持ってますね！」。

電子制御トラクションコントロールに助けられ、従来型に勝るとも劣らず。

(オフロード走行の模様はこちらの動画もチェック！)

FFモデルの軽快な走りに好感

続いてオンロードを試す。

379万円のFFモデルは『タイガーシャーク』とネーミングされたフィアット開発の2.4リッター4気筒エンジンを搭載。低い回転域から驚くほど太いトルクを出しており、9速ATにも助けられ1730kgのボディを軽快に走らせてくれる。悪路や雪道を走る機会が無いなら、このエンジンで不満無し。

V6＋4WDのフィールも素晴らしい

4WDを選ぶと、これまた新しい『ペンタスター』と呼ばれる272馬力のパワフルな3.2リッター V6が搭載されている。従来型チェロキーの3.7リッターV6よりずっとパワフルかつ軽快に走るし、何よりエンジンフィールから素晴らしい。乗用車と同じくらい静か。

そうそう。2つのエンジン共にレギュラーガソリン仕様です。

足回りも、路面の凹凸でボヨンボヨンという後輪駆動ベースクロカン特有の鈍い入力が入ってくる従来型から乗り換えたら、ビックリすることだろう。もちろん「乗用車と全く同じレベル」と書いたら大げさになるものの、乗り心地フェチの私で納得出来るレベルに達している。99%くらいの人が「いいですね」と言ってくれるかと。

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