ジャガー XFR 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:オートックワン編集部
新開発のV8エンジン+スーパーチャージャーで510psを発生
XFのマイナーチェンジは、以前スペイン試乗会編でも紹介したが、今回は国内での試乗。
つまり、国内向けモデルの初試乗となる。
もう一度XFRのスペックをおさらいしておくと、エンジンはジャガーが一から設計した新開発のV8ダイレクトインジェクション(直噴式)エンジンを採用し、排気量は5.0L。
これに、コルベットZR1、キャデラックCTS-V、アウディS4とここ最近こぞってハイパフォーマンスモデルに採用されているルーツ式(イートン社製)のスーパーチャージャーがドッキングされている。
XFシリーズでこれまでラインアップされていたハイパフォーマンスモデルのSV8は、4.2L+スーパーチャージャーで416ps/560Nm。
対して、XFRのピークパワーは510psであり、SV8に比べ123%、ピークトルクは625Nmで112%の出力・トルクアップを達成しているのだ。
その差は歴然としていて、0→100km/h加速ではSV8の5.2秒に対してXFRは4.8秒と0.4秒も速い。
また、2,500~5,500rpmの広範囲で625Nmの最大トルクを発生させることもあり、低回転域からでも非常に力強いことが特徴。
それでも、この手のハイパフォーマンスモデルにありがちな扱いにくさはなく、市街地走行ならそれなりにとても静寂を装ったエンジン特性を出してくれるので扱いやすい。
ところで、スペック上ではBMW・M5よりもパワーで+3ps、トルクで+105Nmを達成し、CO2排出量はM5の357g/kmに対して299g/kmと、ハイパフォーマンスモデルでありながら300g/kmを切る環境性能は立派な数値だ。
トランスミッションはジャガーがATでは世界一速いシフトと誇る6速ATで、パドルシフトを装備。
ダイナミックモードと呼ばれるスポーツモードにスイッチすればとてもレーシーで、そのシフトフィールは過去に試乗したことのあるフェラーリF1を思い出した。
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