ホンダ ステップワゴン 試乗レポート/松下宏(4/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:原田淳
不満を感じさせない自然な加速フィール
今回のモデルからECONボタンが設定され、エンジンを始動するとECONがオンでスタートする。
ECONがオンの状態だと、エンジンやトランスミッション、エアコンなどの設定が燃費重視のものとなる。ECONオンで走り出すと、低速域から市街地走行まで極めて静かで滑らかな走りを感じさせる。新しいエンジンやCVTを採用しただけのことはある、という印象だ。
CVTでは、とかく走りのフィールに自然さが足りないなんてケースが出がちだが、新しいステップワゴンはそんな不満も感じさせない自然な加速感を実現する。トルク特性に優れたエンジンとの組み合わせによって、どんな速度域からでも滑らかな加速を見せる。
CVTと組み合わせたことで、10・15モードで14.2km/Lという優れた燃費性能を実現し、低排出ガス仕様と合わせて全車がエコカー減税の対象となったのもポイント。FF車は75%低減、4WD車は50%低減となる。
アクセルを踏み込んで加速していくときにはそれなりにエンジン音が侵入してくるが、全体として静かな走りが可能である。特に、16インチのデシベルタイヤを履いた仕様が静かな走りを実現していた。
足回りの安定性の高さも相変わらずだ。全高の高いミニバンは、どうしても重心高が高くなってふらつきを感じさせたりしがちだが、低床・低重心パッケージを採用したステップワゴンにはそれがない。ほかのミニバンとは一線を画した走りを実現する。
特に、ショックアブソーバーに専用の仕様を備えたスパーダ系の走りが安定していた。ワインディングや高速レーンチェンジなどを想定した走りを試しても、走りの安定感というか、安心感の高さは特筆モノだ。
室内が広くなると同時に使い勝手を高め、走りの安定感を引き継いだ今回のステップワゴンは、ハイト系のユーティリティミニバンの中で相当に良く売れるモデルとなりそうだ。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。