“デートカー”プレリュードに憧れた! 欲しくてたまらなかった3代目プレリュードも、今なら買える!?
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
女性をデートに誘うためには、クルマが必須アイテムだった…そんな昭和から平成初頭、モテ車の筆頭はオシャレなクーペです。中でも3代目プレリュードは、誰もが憧れる存在でした。第2のF1黄金期を迎えたホンダの市販車で最も光り輝いていたデートカー、プレリュード。いまあえて中古車で手に入れることは出来るのでしょうか。
“デートカー”の呼び名が格好良かった時代の「プレリュード」
おおっ、後輪が切れてるぞ!
昭和62(1987)年4月、ホンダから3代目のプレリュードがデビューしました。既に2代目で定評を得ていたスポーティなフォルムをさらに洗練させ、より低く、より格好良く進化した2ドアクーペでした。
そして何より話題を呼んだのは、後輪が操舵する「ホンダ4WS」! 定速で大きくハンドルを切った際には前輪と逆方向に後輪が切れることで小回りをグンと効かせ、高速での少ない舵角の際には、前輪と同じ方向に切ることでレーンチェンジでの安定性を高めるというもの。
車庫入れしているシーンを見かけては「おおっ、後輪が切れてる!」と、街をゆく子供たちからも注目を浴びていました(笑)。
すでに中古車相場は高騰中! 新車当時の価格を超える個体も
そんなあの頃の想い出をぎっしり詰め込んだ3代目プレリュード、中古車で買うといくらくらいで手に入れられるのでしょうか。
さっそくMOTAの中古車検索で調べてみました。
2020年8月9日現在、全国で7台の在庫が見つかりました。
実車を観て回った訳ではないので断言は出来ませんが、劣化が進み商品価値の低そうな個体はすっかり一掃された様子。きっと前オーナーにずっと長く大事にされてきたんだろうな、と思わせる在庫が並びます。
最安値はワンオーナー(!)で走行13.8万キロ、平成2年式の2.0XX 4WS 88万円。最高値は走行わずか3.8万キロ、取説・記録簿付きの平成3年式最終型 2.0XX 4WSが228万円。新車時の2.0XX 4WSは165.2万円(東京地区・1989年11月マイナーチェンジ時点)でしたから、もうすっかり新車超えの域です。
実車を観てみたくなったら、必ず事前のアポイントを取って訪問するべし!
もちろん30年前のネオクラシックカーですから、いくら見た目は綺麗だったとしても、買ってそのまま何も気にせず乗れる! とは考えないほうがいいでしょう。もはや補修部品は中古でしか手に入らないと考えたほうが良く、塗装の劣化や見えない部分の錆の補修など、長く付き合うためにはそれ相応の覚悟が求められます。
でも、やっぱりちょっと観てみたいですよね。気になったアナタは、ぜひ実車見学をしてみてください。
ただし中古車を観に行く場合は、必ず事前に連絡してからおもむくことをお勧めします。大事な在庫の場合特に、普段はバックヤードに保管していて、店頭には置いていない場合も多いのです。アナタのホンキ度を伝える意味でも、ぜひ!
あーあったあった! リトラじゃない「プレリュードinx(インクス)」覚えてる!?
ところでみなさん、1989年11月のマイナーチェンジで3代目プレリュードに追加された「プレリュードinx(インクス)」を覚えていますか!? プレリュード自慢のリトラクタブルライトをあえてやめ、通常のヘッドライトとしたモデルです。
こちらも2020年8月9日現在、全国に2台の中古車在庫がありました。こちらはさらにレア!
中でも気になるのは、平成2年式 2.0Si 4WS 239.9万円(新車当時197.7万円!)の個体。
走行8.3万キロワンオーナーでフルノーマル。点検記録簿と取説、さらに当時のカタログまで残ってる! シートにはレースのハーフカバー(懐かしい!)がかけられ、いかにもずーっと大事にされてきた感があります。
こういうのに猛烈に弱い筆者。ああ福岡まで実車を観に行きたいぞ!
[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]
※文中の中古車在庫数等の情報は2020年8月9日現在のMOTA中古車検索によるものです
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。