好調のホンダ オデッセイが2021年で生産終了! アルファードに対抗する新型オデッセイ(仮称)は密かに開発中で、発売は2022年ごろか!?
- 筆者: MOTA編集部 木村 剛大
- カメラマン:MOTA編集部
ホンダを代表するラージミニバン「オデッセイ」が2021年に生産が終了される見込みだ。オデッセイを生産する狭山工場の閉鎖に伴っての判断で、同じ工場で生産されてるレジェンドやクラリティまでもが生産終了となるという。レジェンドやクラリティの生産台数を見れば納得の判断であるが、ホンダを支えてきた人気ミニバン「オデッセイ」ブランド終了というのはかなり大きなニュースである。そこで今オデッセイが置かれている状況と新型オデッセイのデビュー時期などを予想していこう。
オデッセイはホンダ冬の時代を救った救世主だった
ホンダ オデッセイがデビューしたのは1994年のこと。当時はミニバンや今でいうSUVモデルが人気を博しており、セダンやスポーツカーが強かったホンダにとっては苦しい状況であった。ホンダの持っている技術、そして短期間にミニバンを開発すべく生まれたのが初代オデッセイであった。要するにホンダにとって威信をかけたモデルだったのだ。
当時はアコードと同じ生産ラインで製造されており、工場ラインのサイズから背の高いミニバンを作ることができずに、仕方なくステーションワゴンに近いデザインとしていたという背景がある。
そして当時のミニバンといえばスライドドアが基本中の基本で、ヒンジドアタイプのミニバンはかなり珍しく、発売前は「売れないのでは?」と言われていたほど。ところが蓋を開けてみれば、乗用車に近い使い勝手から大ヒットを記録し、そこからオデッセイは人気車種となったのだ。
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ビッグマイナーチェンジからわずか1年で生産終了
2014年に登場した5代目モデルは上級ミニバン「エリシオン」と統合され、ボディは大型化、そしてスライドドアを備えたモデルで登場。大人気ミニバンのトヨタ アルファードや日産 エルグランドと競合するモデルとなったのだ。
そして2020年にはビッグマイナーチェンジを実施し、アルファードなどに負けない押し出し強いデザインとなるなど、地道な改良が続けられていた。にもかかわらず、ビッグマイナーチェンジからわずか1年足らずで生産終了となってしまうのだ。
近い将来にアルファードに対抗する新型オデッセイが発売される見込み
狭山工場閉鎖に伴った判断とホンダはアナウンスしているが、ホンダが大型ミニバンをラインアップから失うのは販売現場からしてもかなりの痛手である。というのもトヨタ アルファードは2021年1月〜月平均1万台を販売しており、いま好調な市場でもあるのだ。
ホンダ関係者に直撃すると「オデッセイは確かに2021年に生産終了となります。ただ遠くない将来に大型ミニバンを国内市場へ投入予定」と語る。そう、一旦オデッセイブランドは消滅するものの、後継モデルは開発中だということである。
もしかするとオデッセイの名は使われない可能性もあるが、ライバルのアルファードやエルグランドに真っ向から勝負できる高級ミニバンがホンダから出るというわけだ。ここからは編集部の予想であるが、長期間大型ミニバンが不在なのは販売店からすると厳しい戦いになるため、発売時期は2022年中ではないだろうか?
オデッセイが培ってきた20年以上にも及ぶ歴史を簡単に無くしてしまうのではなく、可能ならばオデッセイの名で新型モデルを発売して欲しいところ。今後の動向に注目だ!
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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