ホンダ シビックが誕生から50周年! 9代目〜現行型を振り返る【歴代シビック振り返り・下編】

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1972年に初代が登場して以来、2022年で50周年を迎えたホンダを代表する「シビック」。1997年にデビューした「タイプR」シリーズを含め高い人気を誇っているモデル。ここではその長い歴史の中から、9代目〜現行型までを振り返る。

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  1. 2009年から再び英国産となったタイプR
  2. 国内復活を果たした10代目(2017年)
  3. 11代目(2021年〜)

2009年から再び英国産となったタイプR

9代目シビックは海外展開はあったものの、同カテゴリーとなるフィットが3代目へフルモデルチェンジするタイミングと重なることもあり、日本国内では展開されず。

それでもタイプR復活の声は大きく、英国で生産されていたタイプR ユーロ(FN2型)が台数限定で日本でも発売された。

欧州仕様のシビックをベースとしたタイプR ユーロは、3ドアに201psを発揮する2.0リッター直列4気筒エンジンにクロスレシオの6速MTを組み合わせたパワートレインを搭載。足まわりには専用サス、ヘリカルLSD、専用18インチタイヤが与えられている。

その後、2015年にはタイプRとしては4代目となるFK2型が台数限定で国内販売された。

国内復活を果たした10代目(2017年)

9代目となる先代では国内展開されなかったシビックだが、10代目で国内復活を果たす。

ボディータイプはハッチバックとセダンの2種類。併せて5代目タイプRとなるFK8型も展開。5代目タイプRは台数を限定しない通年販売が取られた。

10代目シビックではMT車が用意されることでも分かるように、ハッチバックはかつてのシビックを彷彿とさせるようスポーティな性格付けがなされている。

搭載するエンジンはタイプRを除き1.5リッターVTECターボとなるが、ハッチバックはハイオク仕様にしたハイチューン版のL15型エンジンが搭載され、最高出力は134kW(182PS)/220N・m(22.4kgf・m)と2.4リッターNAクラスの出力を発生させている。なおハッチバックのMT車は前述のCVT車よりも過給圧を上げ、最大トルクが240N・m(24.5kgf・m)へと向上させている。

一方、シビック タイプRが搭載するエンジンは、先代と同じ4気筒の2.0リッターVTECターボを搭載。だが、排気系の見直しなどにより、先代シビック タイプRの最高出力310馬力&最大トルク40.8kgmから最大トルクは変わらないものの最高出力は10馬力増しの320馬力に向上。なおこのエンジンはアメリカ製で、イギリスで車体に搭載される。

組み合わされるトランスミッションも先代シビック タイプRと同じ6速MTを使うが、ファイナルギア(最終減速比)は7%ローギヤード化され、加速性能を向上している。

11代目(2021年〜)

2021年9月には、現行型となる新型(11代目)シビックが登場。新型では水平基調のシンプルなデザインが特徴の5ドアハッチバックのみの設定となる。

内装も同様に、不要なデザイン要素を排除し、スイッチ類も直感操作可能な形状としたうえで、操作時の触感の良さにも配慮。また運転席からの視界の良さや開放感も大きな特徴としている。さらに後席の足元空間を拡げるなど、乗員の快適性にもこだわっている。

パワートレインには、2.4リッターエンジンに相当する低速トルクを発揮させる、パワフルな1.5リッターVTECターボ(182ps/240Nm)。パドルシフト付きCVTのほか、希少な6速MTモデルを設定した点は特筆すべき点だ。

なお、シビックの人気をけん引するタイプRや、年々需要が高まるハイブリッドモデル「e:HEV(イーエイチイーブイ)」の各モデルについては、今後2022年以降に随時追加することが公式に予告されている。

ここまで、上編・中編・下編として3回に渡り初代から現行型までのシビックを振り返ってきた。2022年で50周年を迎えたホンダを代表する「シビック」。新型のタイプRの登場が控えるなど、まだまだ目が離せない状況となっており、今後の展開にも注目していきたい。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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