ダイハツ 新型タフト 真のライバルはハスラーじゃなくてジムニー!? 各部の違いを比較
- 筆者: MOTA編集部
2020年6月発売予定のダイハツ「新型タフト」の詳細画像が新たに公開された。新型タフトは本来「スズキ ハスラー」の対抗馬となるクルマだが、ゴツく力強いデザインは「スズキ ジムニー(JB64)」も意識しているように見受けられる。
ここではあえてハスラーではなく、ジムニーと新型タフトを写真で見比べながら、内外装のデザインや機能を比較していく。
エクステリア比較
スクエアなフォルムに力強い黒の前後フェンダーの組み合わせがSUVらしいタフさを強調しつつも、良い意味でのオモチャっぽさもある楽しいデザインのダイハツ 新型タフト。
それに比べるとスズキ ジムニーは至ってシンプル。華美な加飾などなく、プロユースの道具といった感じだ。
ワイドフェンダーという意味では、ジムニーシエラのほうを比較すべきなのかもしれない。
フロントビュー比較
ダイハツ 新型タフトはヘッドライトを高い位置に配置し、横基調のデザインのものを配することで、視覚的な車高の高さを演出している。
新型タフトのグリルは力強いメッキが装着されており、本格オフロード車であるジムニーのグリルのように主張の強いものとなっている。さらにTAFTの車名ロゴがタフなイメージを強調させている。
リアビュー比較
フロント同様に、ゴツい重厚感を強調するダイハツ 新型タフトのリアビュー。スズキ ジムニーはフロントほどの主張は感じられない。
リアゲート(ドア)も異なり、タフトが一般的な上下開閉式のハッチバックタイプなのに対し、ジムニーはリアドアにスペアタイヤが直に装着され上下開閉は不可。横開き式となっている。
テールランプ比較
視認性の高い位置にリアコンビランプが備わるダイハツ 新型タフト。リアのハッチはランプを避けた分、開口部は少し狭くなる。
それに対し、大開口部を確保したリアドアを避け、下部のバンパー部に灯火類をまとめたスズキ ジムニー。リアドアを開け作業などしている際にも、後方に対し光が見える利点もある。
サイドビュー比較
大きな違いは、サイドビューを見比べると良くわかる。ジムニーは厳しいオフロードでの高い走破を可能とする205mmの最低地上高が確保されているが、その分乗り降りがしにくい。一方、新型タフトはジムニーに比べ最低地上高が低いため乗り降りは楽だろう。
ホイールベース(前後車軸間の長さ)が長く、タイヤも四隅に配することで、大人4人がしっかり座れる室内空間(キャビン)を確保したことがわかるダイハツ 新型タフト。
直接のライバルであるスズキ ハスラーと比べると最低地上高も低く、前後のアングル角もさほど配慮されていない様子も見て取れるから、悪路の走破性については明確に割り切っているのだろう。ただリフトアップのカスタムをしてみたら、きっとまた違って見えそうでもある。
それに対し、長いノーズとコンパクトなキャビンの組み合わせで、機敏な動きが想像される本格オフローダーのスズキ ジムニー。前後のアプローチアングル・デパーチャーアングルも十分に確保され、悪路への備えも万全だ。
ジムニーには後席ドアはなく、後席の空間自体もミニマムだから、2+2シーターと割り切って使う必要がある。
インテリア比較
インパネ比較
新型タフトには運転視界を景色に変える大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」が備えられている。ジムニーに乗ると天井までの距離の近く圧迫感もあるが、新型タフトにはフロントシート上部をほぼすべてカバーするほどの大型ガラスルーフによって、開放的な室内空間を演出されている。
サイドブレーキ比較
新型タフトには指一本で操作可能なオートブレーキホールド機能付き電動パーキングブレーキが採用されている。
センターコンソール比較
ドリンクホルダー比較
新型タフトは左右ドア付近のエアコン吹き出し口付近にドリンクホルダーが設置されている。ジムニーは運転席・助手席の間に設置されているため、ドリンクの取りやすさは新型タフトに軍配が上がる。
グローブボックス比較
リア・ラゲッジスペース比較
新型タフトのリアシートはジムニー比べ足元が広そうだ。大人2人が快適に座ることも可能だろう。
リアシート及び荷室を「フレキシブルスペース」と名付けている新型タフトは荷物たくさん運べるような作りとなっている。荷室に備わるフレキシブルボードを下段にすれば背の高いものを安定して載せることが可能となり、立てかけモードにすれば高さのある荷物を載せることができる。
ジムニーと同様に、リアシートを倒すとフルフラットなスペースが生まれ、ラゲッジボードやシートバックには汚れにくい素材が使われている。
レジャーで遊ぶことから日常で使うことまで、幅広いシーンをこれ1台でこなすことができるはず。ジムニーを検討していた人で、本格的なオフロードを走らないなんて人は新型タフトも候補に入ってくるのではないだろうか。
※一部の画像はTAFTコンセプト(東京オートサロン2020参考出品車)も含まれます。
[筆者:MOTA編集部]
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