【比較】マツダ CX-5クリーンディーゼル vs トヨタ ハリアーハイブリッド どっちが買い!?徹底比較/渡辺陽一郎(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
今回は、日本市場でLサイズに区分される上級SUVの「マツダ CX-5」と「トヨタ ハリアー」を比較したい。
マツダ CX-5は2012年に登場し、2014年末に大規模なマイナーチェンジを受けた。対するハリアーは2013年末に発売されている。
エンジンは、CX-5が2リッターと2.5リッターのガソリンに加えて、2.2リッターのクリーンディーゼルターボを用意。ハリアーは2リッターのガソリンと2.5リッターのハイブリッドだ。
ここではCX-5にディーゼルを積んだ「XD・Lパッケージ」と、「ハリアーハイブリッド エレガンス」を比べてみよう。
マツダ CX-5クリーンディーゼル vs トヨタ ハリアーハイブリッド/エクステリア対決
まずはボディサイズだが、全長はハリアーが180mm長く、全幅はCX-5がわずか5mmワイド。全高はCX-5が15mmだけ高い。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は、全長とは逆にCX-5が40mm長い。
このように両車のサイズで大きく異なるのは、「全長」と「ホイールベース」。ハリアーは全長が長くてホイールベースは短いから、ボディがホイールから前後に張り出した部分が長く伸びている。
CX-5とのプロポーションの違いは、外観の写真からもお分かりだろう。前後の張り出しが長いハリアーには、少し古典的なスマートさがあり、CX-5は最近のクルマに多い塊感を漂わせている。
フロントマスクなどの外観デザインは、CX-5はマツダで統一された表現を打ち出した。フロントマスクは比較的シンプルで、スポーティに仕上げている。
ハリアーはヘッドランプの中央に透明のグリルを装着するなど、トヨタ車としての表現よりも独自の高級感を重視した。前述のようにボディの前後が大きく張り出しているから、フロントマスクやリアビューも強調されている。
マツダ CX-5クリーンディーゼル vs トヨタ ハリアーハイブリッド/インテリア対決
インパネなど、内装のデザインも同様だ。
ハリアーは先ごろのマイナーチェンジでインパネを一新。質感を高め、水平基調の洗練されたデザインとなった。
ハリアーは内装の各部に合成皮革を使い、インパネの中央部分にも光沢を持たせている。日本のユーザーに受ける高級感で、中高年齢層にとってはバブル経済の時代を思い出させるような雰囲気がある。
フロントシートの造りは、CX-5はマイナーチェンジの際にリアシートと併せて内部の構造などが見直された。そのために肩まわりのサポート性が向上している。ハリアーも座面が適度に柔軟に仕上げられ、背もたれの下側は腰を包むようなデザインとなっている。
CX-5はスポーティなサポート性、ハリアーはリラックス感覚を重視した。
リアシートは、両車ともに十分な空間を確保。身長170cmの大人4名が乗車してリアシートに座る同乗者の膝先空間は、CX-5が握りコブシ2つ分、ハリアーは2つ少々だ。頭上はCX-5が握りコブシ1つ半、ハリアーは1つ少々。いずれもSUVとしては余裕があり、Lサイズセダンよりも広々としている。
リアシートの座り心地は、以前はCX-5の座面が柔軟性を少し欠いていたが、前述のようにシートの造りを見直したから、今では適度にしなやかになった。ハリアーのリアシートよりも若干体を沈ませる。両車とも、4名乗車に適したSUVといえるだろう。
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