N BOX vs N BOXプラス 買うならどっち!?徹底比較(2/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
【ホンダ N BOX vs N BOXプラス 燃費対決】標準モデルとターボモデルで“逆転”する燃費
グレード構成は「N BOX」「N BOXプラス」ともに標準モデル以外にカスタムが設定されている。
さらに、ターボパッケージはN BOXがカスタムのみとなるのに対し、N BOXプラスでは標準モデルとカスタムモデルの両方でターボを選択することができる。
従って、グレードの選択肢はN BOXよりもN BOXプラスの方が広い。
車重については、ボディの後部にアレンジを加えたことでN BOXプラスがN BOXよりも車両重量が50kg増加した(カスタムでは40kg)。
ボディが重くなれば、燃費も変わる。
カスタムG・Lパッケージ(2WD)同士で燃費を比べると、N BOXは「22km/L」、N BOXプラスは「21.2km/L」(いづれもJC08モード)。
ところが、ターボでは燃費が逆転する。N BOXは「18.8km/L」で、N BOXプラスは車両重量が40kg増しているのに「19.4km/L」になる。
これは、装着されるタイヤの違いによる。
N BOX Gターボパッケージに装着されるタイヤは15インチ(165/55R15)。対するN BOXプラスは搭載エンジンにかかわらず14インチだ。14インチタイヤは低燃費指向、15インチタイヤはグリップ指向となり、転がり抵抗の差が大きい。ターボパッケージにおいてはN BOXプラスの14インチタイヤが奏効し、車両重量が40kg重いのに燃費が勝る結果となった。
ただし走行安定性の高さで選ぶなら、15インチタイヤを履いたN BOXのカスタムGターボパッケージになる。
【ホンダ N BOX vs N BOXプラス 価格対決】N BOXプラスの価格上昇はおよそ10万円ほど
N BOXプラスには標準ボディとカスタムが設定され、それぞれにノーマルエンジンとターボエンジンが用意される。
さらに2トーンカラースタイルも5万2500円で設定。ボディがブルーとブロンズ(茶色)の場合は天井がホワイト。ボディがピンクの場合は天井がブラックに塗装される。
車両価格は、左側スライドドアの電動機能・ハーフシェイドフロントウィンドウなどを加えた標準ボディのG・Lパッケージが146万円。軽自動車としては高価だが、車内が広くて高機能な上に、アイドリングストップや横滑り防止装置も標準装着。機能と装備を考えれば納得できるだろう。
【ホンダ N BOX vs N BOXプラス 総合評価】
大人4名、あるいはリア側にチャイルドシートを装着して親子で乗車する使い方には、N BOXが適する。
ならば、N BOXプラスの価値とは何か。大きく分けて3つある。
1つ目は、荷室床面の後端がスロープになっていて、重い荷物を積みやすいこと。この機能は車椅子ごと乗車する福祉車両に発展させた時、大きなメリットになる。
2つ目は水平にマルチボードを装着した時、スロープの部分を大容量のアンダーボックスとして使えることだ。
3つ目はマルチボードを上段に装着した時、就寝可能な広いスペースが得られること。この3つの機能を活用できて、なおかつそこに10万円以上の価値があると判断できたならN BOXプラスを選びたい。ボディをここまで大掛かりに変更して、価格アップが10万円ならばとても安い。
ただし、プラスされた機能を使いこなせないと意味は薄れ、3つの価値に魅力を感じない場合はN BOXで十分である。
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