スペーシア・N BOX・タントを徹底比較 -居住性が優れ、燃費性能も優秀な人気抜群のハイルーフ軽自動車-(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
先代型に対して燃費性能を30%も向上させるなどサプライズも伴って軽自動車の販売は好調だ
「クルマの白物家電化」とはトンデモナイ勘違いだ。
今では新車販売されるクルマの40%近くが軽自動車になり、その大多数を背の高いミニバン風の車種が占める。一見すると運転の楽しさとは縁遠いツール感覚のクルマだから、「クルマが家電製品のようになった」などと揶揄される。
ユーザーは家電製品も真剣に選ぶ。なので表現の仕方が根本的にマトはずれだが、軽自動車には好調に売れる確固たる理由が2つある。
まずは日本のユーザーにとって軽自動車がとても使いやすいこと。セダンやSUVは海外向けに開発された車種を日本に投入しているが、軽自動車は一部の例外を除けば国内専売だ。混雑した街中でも運転がしやすく、背の高い車種は車内が広いから4名で乗っても快適。荷室や収納設備は機能的で、購入後の税金も安い。海外指向で肥大化した普通乗用車よりも、はるかに魅力がある。
2つ目の理由はサプライズが伴うこと。スペーシアは前身のパレットのアイドリングストップ車と比較して、JC08モード燃費を30%向上させた。フィットの1.3リッターモデルに対するハイブリッドの燃費向上率が26%だから、価格をほとんど高めずに30%の向上なら注目に値する。N BOXはドアを開けば車内の広さに驚き、タントには左右非対称のボディがある。
セダンの走行性能が高まることも大切な魅力だが、新型の軽自動車を見ると、「これは凄い!」と単純に感心する。逆の表現をすれば、軽自動車を除くと、フルモデルチェンジを行っても凄いとは感じられなくなった。
日本車全般に漂う沈滞ムードを吹き飛ばす、元気いっぱいの軽自動車。今回はスペーシア、N BOX、タントを比べてみよう。3車種ともに全高が1700mm以上で、スライドドアも装着。燃費性能を含めて、サプライズを詰め込んだ。
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