燃費性能を大幅に向上させた軽自動車の売れ筋3モデルを徹底比較チェック(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
アイドリングストップの装着で燃費性能を向上させた個性の豊かな軽自動車の売れ筋3車を比べてみよう
昨今、新車で販売されているクルマの3割から4割が軽自動車で占められている。従来から軽自動車のメリットとされてきた税金の安さに加え、上質な内外装や広い室内など魅力的なクルマ作りも奏功した。
最近の軽自動車における注目点は、燃費性能が著しく向上していること。
アイドリングストップで改善できる燃費は7~8%程度。20%以上の向上となれば、エンジンやATの摩擦損失の低減、ボディの軽量化など多角的な対策が求められる。今の軽自動車は、高度な燃費技術の集積ともいえるのだ。
長年にわたり軽自動車販売の1位を保ってきたのは「スズキ ワゴンR」だが、2011年9月に「ダイハツ ミライース」が発売されると、ワゴンRを抜いて1位に。さらに、2011年12月に「ホンダ N BOX」が登場すると、ミライースを抜いて1位となった。そして、2012年9月にワゴンRが5代目にフルモデルチェンジされると、再びワゴンRが1位の座を取り戻した。
9月時点の軽自動車の売れ筋トップ3は、1位「ワゴンR」、2位「N BOX」(プラスを含む)、3位が「ミラ」(ミラやミラココアも含むがミライースが多数)という順位だ。そこで、トップ争いを繰り広げるこれら人気の軽自動車3車種を比較試乗してみたい。
軽自動車の全長と全幅は3車とも同じ数値だが、全高は各車異なる。N BOXは全高が1,700mmを超えるエクストラハイルーフに位置付けられ、際立って広い室内が特徴だ。ワゴンRは全高が1,550~1,690mmに収まるハイルーフ。広い室内を備えた上で、価格を割安に抑えている。そしてミライースは全高が1,550mm未満のロールーフ。背が低いためにボディが軽く、燃費性能が優れており価格も安い。
ここで取り上げる3車は、全高によって区分される3タイプの軽自動車の代表モデルにもなっている。
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