フォード マスタング 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:原田淳
快適性を加味したニューモデル
時代の変遷のなか、特に1980年代には多種多用なデザインを経て、今もう一度マスタングは本来のスポーティーなシルエットを取り戻している。ただ単にスポーツカーというだけではなく、大陸横断を可能にする性能と安全性を持っているのだ。
今回のフェースリフトで、シャーク・ノーズというフロントデザインがよりモダンな仕上がりになった。特にフロントグリルが厚みのあるものから、スリムでシャープな印象になっている。
また、V6シリーズとGTシリーズを差別化するために、GTシリーズではヘッドライトの内側部分に丸型のアクセサリーランプが装備されている。ポニーエンブレムのカラーも、V6シリーズのクロームに対して、GTシリーズではダーク・クロームだ。
リヤも、マスタング伝統の3連リアコンビネーションランプが丸みを得たモダンなデザインとなり、印象がややソフトになった。
インテリアもドアトリム、レザーシート、センタースタック、センターコンソールなど機能性が見直され、よりモダンでスポーティなものに進化している。もちろん、居住性も良くなった印象。心なしか、室内に侵入するノイズがかなり低減されているように感じた。
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