フォード マスタング 試乗レポート(3/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:原田淳
パワーのあるトルク感を生かす5速AT
特徴のあるラインとボリュームがマッスルなプロフィールを主張するかのような、エンジンフードのデザイン。そのボンネットを開くと、V8エンジンがどっしりと構える。
GTシリーズに搭載されるこのV8エンジンには、新たにコールドエアインダクションシステムと呼ばれる冷気導入システムを追加し、319psへと出力をアップしている。
V6シリーズとGTシリーズ(V8)共に、トランスミッションは5速ATと変更はされていない。トルクのあるマスタングのエンジンにはロングなギヤ比の5速ATがピッタリとマッチするのだ。
また、フードを開けた状態で真横からエンジンを眺めると、フロントタイヤの中心軸に対して、かなり後寄りにエンジンがマウントされていることが見てとれる。つまり、荷重配分をできるだけ前後に均等させようとした努力のあとが伺えるのだ。
もともとリヤセクションのグリップと安定性があるマスタングだが、さらに安全性を強化するべくESC(横滑り防止装置)が追加されたアドバンストラックが、全車に標準装備となっている。
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