フォード エクスプローラー スポーツトラック ドライブ対談(3/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
大好きなクルマを買うことは、もうひとりの自分を手に入れるような感覚
柴田:最近やたらと目につく、燃費がいいことにハイブリッドカーでガンガン飛ばしちゃうのとは正反対ですね。
岡本:この乗り味というは、この大きさがあるがゆえに生み出されるものでしょう。本来は日本とはまったくスケールの違うアメリカ大陸で、はるか長距離を走るためのクルマです。そこでは、いかに疲れないで、安心して長距離を走れるかが大事になってくるわけですよね。
柴田:スポーツトラックのようなクルマは、手に入れることで何か新しいカーライフが始まるというよりも、「ライフスタイルカー」だと思うんです。カーのライフじゃなくて、ライフスタイルそのものがカーだと。
何かを期待するというよりも、クルマに自分を任せるような感覚です。クルマが自分とイコールになると思うんです。
岡本:いいところもいまいちなところも関係なくなるというか、いいところが自分の中ですごく大きなものになっていく。それって恋愛感情にも似ていますよね。
柴田:自分と愛車が一体化していない人は、壊れると腹が立つ。一致している人は、自分のケガや病気と同じような感覚で、しょうがないと許せてしまう。
大好きなクルマを買うことは、もうひとりの自分を手に入れるみたいな感覚だと思うんです。
人間誰しも、仕事等でイライラすることがあるかもしれないけど、大好きなクルマに乗ると、いい自分が戻ってくる・・・。
岡本:クルマ好きにとって、クルマというものは、そうしたパワーを強烈に持っていると常々思います。それが好きであればあるほど、そのパワーは大きなものになる。
柴田:ましてやそれが、自分の行きたいところに行ける移動手段でもあり、好きな場所に行って、リフレッシュして帰ってこられるというのは、すごく理想的な関係だと思うんです。
岡本:そういう運命的なクルマに出会えるのは素晴らしいことだと思います。一度きりの人生で、ぜひ少しでも長い時間をいっしょに過ごせるといいですね。
エコカーブームとは言え、世界に目を向けると、趣味性が強く、個性あふれるクルマはたくさん存在し、日本でも購入できる選択肢は豊富にあります。
今回はエクスプローラー・スポーツトラックのドライブ対談でしたが、こうした夢のあるクルマを選ぶことは、人生をより豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。
この記事にコメントする