フェラーリ488GTBを徹底検証!~フィオラノで1分23秒の驚異的タイムを叩き出す実力~(2/3)
- 筆者: 川端 由美
- カメラマン:フェラーリ・ジャパン
全開でアクセルを踏んでどこまでも~
燃焼面の改良も目覚しい。シリンダー内の流量係数とスワールモーションの最適化を図るべく、高タンブル・インテイク・ポートが採用された…と言われても、
なんのこっちゃ?
であるが、要はシリンダー内の形状を工夫することで“スワール”や“タンブル”と呼ばれる空気の流れが生まれると、燃料がよく混ざって、結果として最適な燃焼ができる。
その結果、同時に高回転域での均質な吸気が可能になり、燃焼が最適化される。
200バールという高圧の直噴燃料噴射装置の採用も見逃せない。
さらにさらに、イオン化電流を計測した上で点火のタイミングを制御し、失火を予測するイオンセンサーシステムに加えて、マルチスパーク点火機構なんてミラクルな響きの新技術も採用している。
ま、全域で燃焼を最適化し、高効率化も図ったことで、全開でアクセルを踏んでレブリミットまで回しても、最後まで息継ぎしないで“ガツン!”と力が出るってことです、ハイ。
40年前の「308GTB」へのオマージュ
スタイリングこそ総じて「458イタリア/スペチアーレ」に準ずるが、サイドの大型エアインテークの形状が特徴的。
40年前に登場した「308GTB」へのオマージュとして、この部分のデザインを引用したのだろう。
エアインテークの造形が上下にわけられているが、フェラーリファンなら確実に「GTB」というサブネームとこのサイドビューから、V8モデルの起源である「308GTB」を思い浮かべるはずだ。
フロントグリル周辺には出力を向上させた分、冷却用にたくさんの空気を取り込むべく、デュアルグリルオープニングと呼ばれるエアインテークが大きな口を開けている。
エンジンフードの上に大きく開けられた2つの開口部は、エンジンを冷却した空気の出口となるエアアウトレットである。
加えて、ディフレクターが取り付けられており、そこからアンダーボディに向かって空気の流れを整えている。
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