デビュー前から人気車種になる予感しかなかった!? 遂に発売されたダイハツ軽SUV“タフト”を徹底解説!

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2020年6月、ダイハツから新型軽SUVのタフトがデビューした。軽SUVとして大ヒットしたスズキ ハスラーに対抗するモデルだ。タフトならではの特徴、ライバルとの違いなどを国内外の新車を熟知するカーライフ・ジャーナリスト、渡辺 陽一郎氏が全4回に渡って徹底解説する。

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  1. まだまだ伸びしろのありそうな軽のクロスオーバーSUVというジャンル
  2. スクエアなフォルムでオモチャっぽさもある楽しいデザイン
  3. 視界が広々としており、開放的な室内空間が楽しめる内装に

まだまだ伸びしろのありそうな軽のクロスオーバーSUVというジャンル

昨今は新車として売られるクルマの37%前後を軽自動車が占める。しかも軽乗用車の80%以上は、全高が1600mmを超える背の高い車種だ。またいっぽうで乗用車全般の状況を見てみると、SUVカテゴリーの人気が上昇中だ。乗用車(新車)総販売台数の15%前後を占めるほどに成長している。

そんな中2020年6月10日、背の高い軽自動車とSUVという、2つの売れ筋要素を併せ持つ新型車が登場した。それがダイハツ タフトだ。

ダイハツ タフトの全高は1630mmだから、ダイハツのハイトワゴン、ムーヴと同程度になる。

プラットフォームは最新のDNGA(Daihatsu New Global Architecture)の考え方に基づく設計の新しいタイプで、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値も2460mmだから、2019年にDNGAの設計思想で誕生した軽スーパーハイトワゴンの4代目タントと同じだ。

価格は135万3千円から173万2千500円で、最近の軽自動車の中では全体にお手頃な価格設定となっている。なお詳しいグレード解説やエンジンラインナップなどについては、順次ご紹介していく。

スクエアなフォルムでオモチャっぽさもある楽しいデザイン

まずは特徴的なダイハツ タフトの外観からご紹介する。

タフトはボンネットを含めて水平基調のデザインで、前後左右ともにピラー(柱)や窓、リアゲートなどの角度を直立させた。小さいながらSUVらしい存在感が強い。しかも四角い形状は、広い室内を確保する上でも有利になる。

フロントマスクは上下方向に厚みがあり、角型LEDヘッドランプも備わるから、遠方からでもタフトだと認識される。

ボディサイドのホイールが収まるフェンダー部分と下まわり、前後バンパーの下側には、ボディを守るイメージの黒い樹脂パーツも装着した。これらも力強いSUVらしさを際立たせる。

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視界が広々としており、開放的な室内空間が楽しめる内装に

インパネ・ダッシュボードまわりなど、外観と同じようにダイハツ タフトの内装デザインも直線基調でまとめられている。

ATレバーはインパネの中央に配置され、この左側には空調スイッチが備わる。機能的で、メーターを含めて視認性と操作性も良い。

インパネ中央の下側にトレイが備わり、この一番手前にパーキングブレーキスイッチを配置した。レバー式や足踏み式のパーキングブレーキに比べて操作しやすい。

パーキングブレーキは電動式となり、スイッチにより操作できる。オートブレーキホールド機能も備え、停止時にブレーキを保持し、アクセルを踏むと自動的に解除してくれる。

またダイハツ タフトの大きな特徴となるのが、大型ガラスルーフのスカイフィールトップだ。これは全車に標準装着される。通常このような装備は8~10万円のオプションで設定されることが多いが、装着コストを抑えるために全車に標準装着している。

このため車内は明るく開放的だ。気になる紫外線対策や車内の室温上昇については、スーパーUV(紫外線)&IR(赤外線)カットガラスを採用し、さらに開閉式のシェードも備えている。

[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:ダイハツ工業]

次回、パッケージング編は2020年6月16日(火)公開予定!

いかがでしたか。新しいダイハツ タフトは内外装のデザインがとても特徴的でしたね。大きなスカイフィールトップがある室内にも一度乗ってみたくなります。

ダイハツ タフト 新型車解説、次回はタフトの室内や荷室の広さについて徹底的に解説する「パッケージング&使い勝手編」をお届けします。お楽しみに!

ダイハツ タフト 主要スペック比較表

グレード名

X

G

Gターボ

全長×全幅×全高

3395mm×1475mm×1630mm

3395mm×1475mm×1630mm

3395mm×1475mm×1630mm

ホイールベース

2460mm

2460mm

2460mm

駆動方式

FF(2WD)

フルタイム4WD(4WD)

FF(2WD)

フルタイム4WD(4WD)

FF(2WD)

フルタイム4WD(4WD)

エンジン種類

水冷直列3気筒

12バルブDOHC

インタークーラーターボ横置

水冷直列3気筒

12バルブDOHC横置

水冷直列3気筒

12バルブDOHC横置

総排気量

658cc

658cc

658cc

トランスミッション

CVT

CVT

CVT

価格

135万3000円(2WD)

147万9500円(4WD)

148万5000円(2WD)

161万1500円(4WD)

160万6000円(2WD)

173万2500円(4WD)

※スペックはダイハツ社内測定値 。価格はいずれも消費税込み

新型タフト スカイフィールトップ【ダイハツ公式動画】

ダイハツ/タフト
ダイハツ タフトカタログを見る
新車価格:
132万円180.4万円
中古価格:
99.9万円1,299.9万円

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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