【解説】ダイハツ 新型コペン 新型車解説/渡辺陽一郎 -200万円を切る価格で登場-(3/4)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:オートックワン編集部・ダイハツ工業
【解説】ダイハツ 新型コペン 新型車解説/渡辺陽一郎 -200万円を切る価格で登場-
ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定] 画像ギャラリーはこちら

ミライースやタントのコンポーネンツを活用しつつ、多くは専用開発

ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定]

先に述べたように、新型 ダイハツ コペンのプラットフォームの元になったのは「ミライース」だが、80%は造り替えた。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は先代型と同じで2230mm。ミライースの2455mmに比べると225mm短い。となればプラットフォームも専用開発といえそうだ。

ボディスタイルは「歩行者頭部保護基準」を満たす目的もあって、ボンネットが高まり、サイドウインドーの下端も持ち上がった。それでも空力特性は優れ、先代コペンに比べると、Cd値(空気抵抗係数)を6%低減させている。後輪側の揚力は60%抑えられ、接地性も向上させた。

ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定]

サスペンションはフロント側がストラットの独立式で、リア側はトーションビームの車軸式。前後にボディの傾き方を制御するスタビライザーを組み込む。この足まわりの基本設計は「ムーヴ」や「タント」と同じだが、セッティングは異なり、足まわりのロッド径を拡大するなど剛性の向上を図った。

ブレーキはフロント側がベンチレーテッドディスク、リア側はドラム式で、このサイズも今のダイハツの軽自動車よりも大きい。先代コペンと同サイズになる。

660cc 直3 DOHC ターボを採用

ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定]

エンジンは直列3気筒のターボで、最高出力は64馬力(6400回転)、最大トルクは9.4kg-m(3200回転)。ターボを装着しないノーマルエンジンは用意されない。タントのターボと同じく最大トルクを実用回転域で発揮するため、動力性能を効果的に高めている。

トランスミッションは、5速MTとCVT(無段変速AT)。CVTには7速スーパーアクティブシフトと呼ばれる疑似変速モードを設け、5速MTは1/2速をダブルシンクロ化してスムーズな変速操作を可能にしている。マフラーにも工夫を施し、共鳴構造によって音質のチューニングも行った。

ダイハツ 新型コペン(COPEN)[プロトタイプ/2014年6月発売予定]

アイドリングストップは、CVT仕様には装着されるが、5速MT仕様には設けられていない。開発者は「5速MTに乗るユーザーはあまり必要としないと判断した」と言うが、この見方はユーザーによって変わると思われる。JC08モード燃費は、CVTが25.2km/Lで、エコカー減税は免税の適合を予定している。5速MTは22.2km/Lで50%の減税だ。同じエンジンを搭載した「タント カスタム RS」が26km/Lだから、優秀な数値とはいえないが、オープンボディのクーペとしては満足できる。

ちなみに先代コペンの4速AT仕様は、10・15モード燃費が15.2km/Lだったから、新型は大幅に向上した。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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