シトロエン C4 最新モデルガイド
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:原田淳
個性が際立つ、21世紀の“シトロエンらしい”魅力的なモデル
C3、C2と2モデル続いて個性あふれるスタイリングのモデルをリリースし、シトロエンが再び“らしさ”を取り戻したのかもとその後の展開に期待したものだが、このC4の登場でそれは確信に変わった。シトロエンは、21世紀の“らしい”シトロエンを造り続ける決意をした、と。
それほどC4のインパクトは強かった。デビューは一昨年のパリショー。赤と白の神秘的なブースに並ぶC4のクーペ&サルーンに人の流れの途切れることがなかったことを今も鮮明に思い出す。日本人だけでなく、向こうの人たちも、このシトロエンを待ち望んでいた、という印象を強く抱いたものだった。
2種類のボディタイプを持つが、フロントマスクを共通のイメージとするだけで、そこから後ろはそれぞれに全くのオリジナルデザインとした。
砲弾のようなフォルムのクーペも十分に個性的だが、ラウンドシェイプのサルーンがもつ独特さには及ばない。見ようによってはこの2スタイル、C2とC3の関係を拡大したと見てとることも可能だが、それにしてもC4サルーンの個性が際立っていることといったら!
リアエンドまで長く伸びるサイドウィンドウのグラフィックスは最新のシトロエンモードだ。その形状に合わせたエンドピラーとテールランプの造詣がまたユニーク。4つのフェンダーはしっかりの膨れて安定感を演出し、居住性を確保するために高められた車高を感じさせない。
インテリアもさらに魅力的だ。センターメーターに移るデジタル数字は珍しい透過式。さまざまなインフォメーションはステアリングポスト上のインジケーターに表示される。そして、なんともシトロエンらしいことに、ステアリングホイールは正にホイール部分だけが可動し、件のインジケーターが備わったセンターパッドは固定とされた。
搭載されるエンジンは2種類。1.6Lと2Lの直4DOHCだが、クーペのVTSには2L180ps仕様のエンジンと5段マニュアルギアボックスが組み合わされる。サルーンの2Lには豪華装備のエクスクルーシブも用意された。
その走り味は、最新モデルらしくボディにはしっかり感に満ちていて、かつアタリの柔らかい、いなしの効いた乗り心地を見せる。日常ユースに飽きのこない走りとでも言おうか。高速走行時の安定感も申し分ない。
筆者のオススメはサルーンタイプで、必要十分な動力性能をもつ1.6である。スタイル、性能、個性、どれをとってもコストパフォーマンスは高いと思う。
ジャーマンブランドのコンパクトカーは見飽きた、という人はぜひとも一度試して欲しい。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。