ケータハム セブン 160(660cc 軽ターボ搭載) 試乗レポート/岡本幸一郎(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
コクピットからの景色はセブンそのもの
セブンに乗るのは何年ぶりだろうか?
足元がかなりタイトなので、普通の靴を履いてきてしまった筆者は、靴を脱ぐことにした。本当は薄手のドライビングシューズを用意したほうがいい。
ケータハム セブン 160のシートに収まると、ドライビングポジションの低さをあらためて実感する。座ったまま地面に直接さわれてしまうほどだ。ステアリングホイールは小径で、スピードメーターは公証の最高速プラス100km/hの260km/hまで刻まれているのはご愛嬌か。
インパネには計器類とスイッチ類がズラリと並ぶ。ヘッドライトやホーンはボタンで、ウインカーやパッシング、ハイビーム/ロービームの切り替えもトグルスイッチだ。
コクピットからの景色はセブンそのもので、長いノーズの先端の両側に、むき出しのサスペンションとカバーに覆われたフロントタイヤがある。ただし、かつて乗ったことのある標準的なセブンよりも、トレッドやタイヤの幅が狭いことは一目瞭然だ。
車体の左側に配されたマフラーには遮熱板が付けられており、ハイマウントストップランプは幌の着脱状態に合わせて任意に移動できるようになっている。荷物を積めそうなスペースはない。
とにかく面白いクルマが大好きな筆者は、編集担当のTさん(大柄!)を助手席に乗せ、ワクワクしながら横浜の本牧~みなとみらい界隈を走ってみた。平日の昼前、変わったクルマのタイトなコクピットにミドルエイジのオジサンふたりが乗るさまは、おそらく周囲の目にはなかなか滑稽に映っていたことに違いない(苦笑)・・・
横にいる軽自動車やスクーターが、とても大きく見える。また、目線が普通の乗用車のドアノブよりも少し下ぐらいの高さにあるといえば、どのくらい低いかイメージしていただけるだろう。
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