日本発売は2023年12月下旬予定! 販売価格は460万円〜|レクサス 新型LBXのサイズ、スペックなど最新情報をお届け

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レクサスは2023年11月9日(木)、同社の新たなコンパクトSUVの新型LBXの国内仕様を発表しました。現在販売されている同社の最もコンパクトなSUVであるUXよりもさらにサイズが下回るモデルとなる新型LBX。発売は2023年12月下旬ごろに予定されています。

今回は新型LBXの価格や実際の納車時期、スペックなどをカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが詳しく解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. レクサスの新たなエントリーモデルとなる最新コンパクトSUV「LBX」が登場
  2. レクサス 新型LBXのボディサイズ
  3. レクサス 新型LBXでは5つのグレードを展開|日本で先行販売されるのは3グレード
  4. レクサス 新型LBXの外観|新たな顔立ちの「ユニファイドスピンドルグリル」を採用
  5. レクサス 新型LBXの内装
  6. レクサス 新型LBXのパワーユニット(動力源)
  7. レクサス 新型LBXの先進安全装備
  8. レクサス 新型LBXの価格|先行販売グレードのスタート価格は460万円から
  9. レクサス 新型LBXの発売時期は2023年12月下旬から

レクサスの新たなエントリーモデルとなる最新コンパクトSUV「LBX」が登場

今はSUVの人気が世界的に高く、トヨタが展開するプレミアムブランドのレクサスも、車種を豊富に用意しています。コンパクトなUXからLサイズのLXまでSUVは5車種あり、レクサスの車種数の約半数を占めます。

このレクサスのSUVラインナップに、新たにLBXも加わります。レクサスでは、最小サイズの車種に位置付けられます。

レクサス 新型LBXのボディサイズ

レクサス 新型LBXレクサス UXトヨタ ヤリスクロス

全長

4190mm

4495mm

4180mm

全幅

1825mm

1840mm

1765mm

全高

1545mm

1540mm

1560mm

ホイールベース

2580mm

2640mm

2560mm

最小回転半径

5.2m

5.2m

5.3m

新型LBXのボディサイズは、全長が4190mm、全幅は1825mm、全高は1545mmです。従来のレクサスで一番小さかったUXが、全長が4495mm、全幅が1840mm、全高は1540mmなので、全長は新型LBXが約300mm短いです。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)も新型LBXは2580mmですので、UXの2640mmに比べると、60mm下まわります。

その一方で全幅は、新型LBXが1825mm、UXは1840mmですので、15mmしか違いません。最小回転半径も、ホイールベースは異なるものの、新型LBX、UXともに5.2mです。従って新型LBXの運転のしやすさにメリットを与えるのは、主に全長の短さです。

ちなみに新型LBXのプラットフォームは、GA-Bと呼ばれるタイプで、トヨタのコンパクトSUVではヤリスクロスと共通です。

ヤリスクロスの全長は売れ筋グレードが4180mm、ホイールベースは2560mmなので、長さについては同等です。全幅はヤリスクロスが1765mmなので、新型LBXは60mmワイド化されています。最小回転半径は、ヤリスクロスが5.3mと意外に大回りで、小回りの利きは新型LBXが優れています。

レクサス 新型LBXでは5つのグレードを展開|日本で先行販売されるのは3グレード

欧州でのグレード展開は、洗練された「クール」、落ち着いた印象の「リラックス」、上質な従来のバージョンLに相当する「エレガント」、従来のFスポーツを連想させる「アクティブ」、文字通り都会的でシンプルな「アーバン」。この内、「クール」と「アーバン」は似ていますが、前者が上級な印象です。

さらに「ビスポーク・ビルド」も用意されています。これはシートの色彩や装飾などの組み合わせを、ユーザーが自由に選べるというものです。好みにピッタリと合った内外装が表現できます。

11月9日時点、日本仕様として発表されているのは「クール」「リラックス」「ビスポーク・ビルド」の3グレードです。

ビスポーク・ビルドは100台のみとなる抽選販売です。抽選の申し込みは全国のレクサス店で11月21日(火)まで受付し、当選者には販売店から連絡が入ります。

レクサス 新型LBXの外観|新たな顔立ちの「ユニファイドスピンドルグリル」を採用

新型LBXの外観には引き締まり感が伴い、タイヤサイズも大径の17インチ(225/60R17)を履くモデルと18インチ(225/55R18)を履くモデルを設定しており、コンパクトでも外観はそれぞれカッコ良く見えます。

フロントマスクには、レクサスの新たな顔立ちの「ユニファイドスピンドルグリル」が採用されています。従来のスピンドルグリルに比べると、少し丸みが感じられ、刃物を連想させる鋭角的な印象を抑えています。

レクサス 新型LBXの内装

室内に入ると、インパネは両側のドアの内張りまで連続して、乗員を囲む形状に。豪華さを抑えて、乗員がリラックスできる雰囲気です。

インパネの中央には、9.8インチのタッチディスプレイが装着され、各種の情報が表示できます。ATのレバーはレクサス NXに似たタイプで、ハイブリッドでも操作性が良さそうです。

居住空間の広さは今のところ不明ですが、ヤリスクロスに近いでしょう。そうすると身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先空間は、握りコブシ1つ少々と推測されます。

広々感はありませんが、片道1時間程度の距離であれば4名乗車に対応可能でしょう。

グレードによる内装の違い

2023年11月9日から予約受注が始まる「クール」はセミアニリン本革とウルトラスエードのコントラストが表現され、遊び心のあるステッチとシート・トリム刺繍が施されます。

シンプルで洗練されたモダンな空間が表現されています。

もう一つの「リラックス」では、セミアニリン本革の上質な質感に、サドルタンカラーと手の込んだ刺繍があしらわれ、車格を超えたプレミアムな空間となっています。

レクサス 新型LBXのパワーユニット(動力源)

パワーユニット(動力源)は、発売当初はハイブリッドのみ。基本的にはヤリスクロスハイブリッドと共通で、直列3気筒1.5Lがベースですが、駆動用電池は出力の高いバイポーラ型ニッケル水素です。

アクセル操作に対する反応を機敏に仕上げて動力性能を高め、ヤリスクロスハイブリッドで気になっていた3気筒エンジン特有の粗いノイズも抑えているようです。

現時点ではWLTCモード燃費は公表されていませんが、UXに2Lハイブリッドを搭載するUX250hが22.8km/L、ヤリスクロスハイブリッドZは27.8km/Lです。この数値から想定すると、新型LBXのWLTCモード燃費は25〜26km/Lでしょう(2WD)。

駆動方式は、前輪駆動の2WDと、後輪を別個のモーターで駆動する4WDを用意しています。サスペンションは、前輪が独立式のストラットで、後輪は2WDが車軸式のトーションビーム、4WDは独立式のダブルウイッシュボーンです。

この基本レイアウトはヤリスクロスと共通ですが、新型LBXは構造用接着剤を豊富に使い、リヤゲートなどの開口部、サスペンションの取り付け部分などの剛性が高められています。その効果で、走行安定性、乗り心地、静粛性などが向上しています。

ヤリスクロスでは、乗り心地やノイズに粗さを感じますが、新型LBXは、コンパクトなボディでレクサスとしての質感を得られるように配慮されています。

レクサス 新型LBXの先進安全装備

先進安全装備ではレクサス・セーフティ・システムが採用されています。

車間距離が短くなると、適度な間隔を確保できるように減速制御するプロアクティブドライビングアシストなども装着されています。

レクサス 新型LBXの価格|先行販売グレードのスタート価格は460万円から

モデル駆動税込価格

クール

2WD(FF)

460万円

AWD(E-four)

486万円

リラックス

2WD(FF)

460万円

AWD(E-four)

486万円

ビスポーク・ビルド

2WD(FF)

550万円

AWD(E-four)

576万円

新型LBXの税込価格はクール、エレガントともに2WDが460万円、4WD(E-Four)が486万円です。

ビスポーク・ビルドは2WDが550万円、4WD(E-Four)が576万円です。

輸入プレミアムブランドのコンパクトSUVでは、メルセデス・ベンツ GLAのベーシックグレードである180が573万円、BMW X1のベーシックグレードのxドライブ20iが586万円です。これらの価格と比べても、新型LBXは相当に買い得感の高いコンパクトSUVになると思われます。

なお、レクサスLBXの価格は、ボディの少し大きなUXよりも高めの設定になっています。レクサスRXも、一部改良の際に価格の割安な2.5Lハイブリッドを搭載するRX350hが加わった事例もあります。そのために将来的には、LBXの販売が安定した後で、価格の割安なグレードを加える可能性もあります。

レクサス 新型LBXの発売時期は2023年12月下旬から

なお販売店によると、レクサス 新型LBXの発売スケジュールついては以下のように説明しています。「新型LBXの今後の販売スケジュールとしましては、2023年12月下旬に日本での発売を予定しています。納車が始まるのは2024年でしょう」とのことです。

[筆者:渡辺 陽一郎 写真:LEXUS]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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