高級輸入車ブランドのマクラーレン&フェラーリも電動化時代に向けた新型車を続々発表 4台を写真でご紹介
- 筆者: 篠田 英里夏(MOTA編集部)
- カメラマン:MOTA編集部
千葉県・幕張メッセで開催されたヘリテージカーイベントの「オートモビルカウンシル2022」。2016年から開催され、今年7回目となる。
今回はオートモビルカウンシルに出展されたマクラーレンとフェラーリブースのクルマを紹介しよう。
マクラーレン初となる量産ハイブリッド「アルトゥーラ」も登場!
まずはマクラーレンブースから紹介しよう。マクラーレン初となる量産ハイブリッドモデルのアルトゥーラと720Sのオープンモデルとなるスパイダーだ。
アルトゥーラは2021年4月に日本初公開されたハイパフォーマンスハイブリッドスーパーカーだ。最新のマクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャーを採用したクラス最軽量となる1498kgの車両重量を誇る。
ハイブリッドシステムは最高出力585馬力、最大トルク585Nmを発揮するV6 3.0リッターツインターボエンジンと最高出力95馬力、最大トルク225Nmを発生するモーターを組み合わせ、システム全体では最高出力680馬力、最大トルク720Nmを達成。
0-100km/h加速は3.0秒を実現するなど、電動化時代を迎えてもスーパーカーの役割は変わらないということを体現した一台と言える。
もう一台の720S スパイダーは、その名の通り最高出力720馬力を誇るラグジュアリークーペだ。マクラーレンブランドの中核を担うスーパーシリーズの第二世代にあたり、650Sの後継モデルとなる。
720S スパイダーに搭載されるV8 4.0リッターツインターボエンジンは先に述べた通り最高出力720馬力、最大トルク770Nmを発生し、0-100km/h加速は2.9秒を実現する。マクラーレンのアイコンでもあるディヘドラルドアを継承しつつも、ボディラインやライトユニットの配置などを変更、大胆なスタイリングチェンジを果たしている。
フェラーリもプラグインハイブリッドスポーツカーが展示!
次にフェラーリブースを見ていこう。展示されていたのは参考出品のフェラーリ 296 GTB アセット フィオラノ パッケージとフェラーリ 488 Challenge Evoの2台だ。
新型のプラグインハイブリッドスポーツカーである296 GTBのサーキット走行仕様であるアセット フィオラノ パッケージはパワーとパフォーマンスを最大限に活用したいユーザーに向けて、軽量パーツや空力デバイス、レースのノウハウを生かしたサスペンションなどを採用している。
また、このアセット・フィオラノ パッケージを選ぶことで、1963年に発表されたフェラーリ 250LMをイメージした専用カラーが選択可能だ。今回展示された、ボンネットからルーフ、リアスポイラーへと流れるイエローの特別な配色となっている。
フェラーリは14年以内に登録された車両を認定中古車としている
もう一台のフェラーリ 488 Challenge Evoは認定中古車として販売されていた。488 Challenge Evoは「488GTB」をベースにしたワンメークレース用車両「488チャレンジ」のひとつ。フェラーリの認定中古車は「フェラーリ・アプルーブド・プログラム」と呼ばれ、14年以内に登録されたフェラーリを選定し、最大限のセキュリティと安心が保証されている。
メタリック・ブルーのボディにはイタリア国旗をイメージしたカラーリングやゼッケンなどが描かれている。展示車両の車両価格は3580万円(税込)だった。
【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】
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