マツダ デミオ徹底購入ガイド|人気コンパクトカーの魅力、グレードごとの違いを徹底解説
- 筆者: オートックワン 編集部
目次
目次
- マツダ デミオのモデル概要
- マツダ デミオの一部改良・特別仕様車の最新情報
- マツダ デミオのスペック・価格
- マツダ デミオのモデルチェンジ・マイナーチェンジについて
- マツダ デミオのボディサイズ
- マツダ デミオの外装(エクステリア)
- マツダ デミオの内装(インテリア)
- マツダ デミオの試乗インプレッション(乗り心地)
- マツダ デミオの使い勝手
- マツダ デミオのグレードとエンジン(燃費)
- マツダ デミオのグレードごとの装備比較
- マツダ デミオのオプションパッケージ
- マツダ デミオのボディカラー
- マツダ デミオの価格・エコカー減税優遇額
- マツダ デミオの維持費
- マツダ デミオの画像ギャラリー
マツダ デミオ モデル概要
デミオはマツダが1996年から販売しているコンパクトカーです。現行モデルが発売されたのは2014年で、4代目にあたります。
初代~2代目のデミオは比較的背の高い箱型のシルエットが特徴でしたが、3代目でそれまでの路線を変更、流線型寄りのスポーティなデザインを取り入れました。そして現行の4代目では、マツダの共通デザインである魂動デザインを採用、同社のCX-5やアテンザなどの主力モデルと共通のフェイスデザインを手に入れました。
またメカニズム面では、コンパクトカーには珍しいクリーンディーゼルエンジンを搭載したのも注目を集めた点です。
さらにコンパクトカーには珍しく、アクセルペダルにオルガンペダルを採用。内装も上質な雰囲気で彩られており、一クラス上の車両に近い設計思想が目立ちます。
マツダ デミオの一部改良・特別仕様車の最新情報
先進安全技術が全グレードに標準装備
現在販売されているデミオは2017年4月に小改修が施され、マツダの先進安全技術であるi-ACTIVSENSEが搭載されました。
搭載される機能は、低速走行時に前方のクルマとの衝突回避をサポートし、被害を軽減する自動ブレーキ「スマート・シティ・ブレーキ・サポート[前進時](SCBS F)」、徐行・停車時に前方の障害物が検知された状態での急発進を抑制する「AT誤発進抑制制御[前進時]」、認知支援技術である、車線変更時に斜め後方の車両を知らせる「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、駐車場などでの後退時に横から近づく車両を検知し接触の危険を知らせる「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」の4つです。
これらのうち最初の2つの機能が標準装備されたことで、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進している、高齢者を含む運転者を先進安全技術で支援し交通事故防止を図る「安全運転サポート車(サポカーS・ベーシック)」に全グレードが該当しました。
>>詳しくはコチラ:マツダ、デミオに先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を全車標準装備
ガソリンエンジン車の排気量が1.5リッターに
さらに2018年8月にはガソリンエンジン車の排気量が、それまでの1.3リッターから1.5リッターに変更されました。これにより、以前よりもゆとりある加速が楽しめるようになっています。
同時にフロントガラスにスーパーUVカットガラス・IRカットガラスが採用され、運転時の快適性がアップしました。
>>詳しくはコチラ:マツダ、デミオのガソリン車の排気量を1.5リッターに拡大
2つの特別仕様車
現在デミオには「Mist Maroon」(ミスト・マルーン)、「Noble Crimson」(ノーブル・クリムゾン)という2つの特別仕様車がラインナップされています。
Mist Maroonはドアトリムや助手席前のインパネ、シートに肌触りのよいグランリュクス(スエード調人工皮革)を、さらにシートには肌触りのよいキルティングを採用して上質な雰囲気を演出しています。ボディカラーはマシーングレープレミアムメタリックのみとなります。
一方のNoble Crimsonは専用ボディカラーの「セラミックメタリック」と、深い赤に千鳥格子柄をあしらったシートが特徴です。
>>詳しくはコチラ:マツダ、デミオに深紅のシートと白のコントラストが印象的な特別仕様車を新設定
▼Noble Crimsonの内装
マツダ デミオのスペック・価格
デミオの主要諸元(スペック)と価格は以下の通り。
※主要グレードのみ抜粋
マツダ デミオの主要スペック | ||
---|---|---|
グレード | 15S(ガソリン車) | XD(クリーンディーゼル車) |
価格(消費税込) | 1,490,400円 | 1,814,400円 |
全長×全幅×全高 | 4060×1695×1525mm | |
ホイールベース | 2570mm | |
車両重量 | 1050kg | 1130kg |
乗車定員 | 5人 | |
エンジン | 直列4気筒16バルブ | 直列4気筒16バルブ 直噴ターボ |
排気量 | 1496cc | 1498cc |
エンジン最高出力 | 81kW(110ps)/6000rpm | 77kW(105ps)/4000rpm |
エンジン最大トルク | 141N・m(14.4kgm)/4000rpm | 250N・m(25.5kgm)/1500-2500rpm(AT車) |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 6速AT | |
JC08モード燃費 | - | 26.4km/L |
WLTCモード燃費 | 19.0km/L | - |
WLTC市街地モード燃費 | 15.0km/L | - |
WLTCモード郊外モード燃費 | 19.4km/L | - |
WLTC高速道路モード燃費 | 21.2km/L | - |
マツダ デミオのモデルチェンジ・マイナーチェンジについて
現在販売されているデミオは4代目にあたり、2014年から販売されています。デビューから5年が経っていることに加え、競合の激しいコンパクトカークラスにおけるマツダの主力車種ということもあり、そろそろ次期モデルの登場が噂されています。
一クラス上のMazda 3(日本名:アクセラ)の新型モデルのスタイリングの評価が非常に高いので、デミオもその流麗なデザインを受け継いで登場する可能性があり、その姿に注目が集まります。
▼左から現行型(4代目)デミオ、3代目デミオ、2代目デミオ
デミオのボディサイズ
デミオのボディサイズは以下の通り。
マツダ デミオのボディサイズ | |
---|---|
全長 | 4060mm |
全幅(車幅) | 1695mm |
全高(車高) | 1525mm |
ホイールベース | 2570mm |
マツダ デミオの外装(エクステリア)
デミオのエクステリアは、コンパクトながら複雑なプレスラインが幾重にも走り、存在感があるのが特徴です。フロントグリルはマツダの主力車種と共通の五角形グリルを中心したもので、グリル周囲のクロームメッキが高級感を演出しています。
マツダ デミオの内装(インテリア)
内装もコンパクトカーの中では高級感が強く押し出されており、質感が高いです。
アクセルペダルは高級車やスポーツカーに多く採用されているオルガンペダル(ペダルのかかと側を支点に踏み込むタイプ)で、アクセル開度の微調整がしやすいのが特徴です。
このほか、自然で疲れづらいドライビングポジションを追求して各操作パーツの位置やペダル間の間隔など、細かい工夫が多数取り入れられています。
>>詳しくはコチラ:マツダのクルマ造りは高齢ドライバーの事故防止にも有効!?
デミオの内装バリエーション
- クロス・ブラック / レザー・ピュアホワイト(L Package)
- グランリュクス・ブラック / レザー・ディープレッド(L Package)
- クロス・ブラック(Touring)
- クロス・ブラック 千鳥格子柄(XD / 15S)
- クロス・レッド 千鳥格子柄(Noble Crimson)
- グランリュクス・ディープレッド / クロス・ブラック(Mist Maroon)
※グランリュクス:人工スエード調素材
※()内は選択可能なグレード名
▼XDに採用されるクロス・ブラック 千鳥格子の内装
マツダ デミオの試乗インプレッション(乗り心地)
クリーンディーゼルは余裕のトルクと意外な高回転の気持ちよさ
マツダが各車に積極的に取り入れているSkyActivクリーンディーゼルエンジンですが、1400回転で22.4kg-mという余裕のトルクを発揮します。これはガソリン車なら2.2リッターエンジンに匹敵するもので、コンパクトなデミオのボディを力強く加速させます。
またクリーンディーゼルエンジンにありがちな高回転域でトルクが息切れする感覚もなく、さらに振動や騒音も気にならないなど、クリーンディーゼルのネガを最小限に抑えた特性が魅力です。
ガソリンエンジンも優秀、まずは一度試乗すべし
一方のガソリンエンジンも、クリーンディーゼルエンジンの人気ぶりに隠れがちですが優秀な出来。ただでさえ静かなディーゼルよりもさらに静か、かつ軽快な加速感が楽しめるので、悩ましい選択になりそうです。
6速MTで運転をさらに楽しめる
またデミオは最近のモデルには珍しく、クリーンディーゼル・ガソリンそれぞれで6速MTが選択可能です。
クリーンディーゼル車の場合、MT仕様はAT仕様よりも10%ほどトルクが小さく、それは実際に走ると実感できるレベルです。MT仕様で手動で変速しながらの運転を楽しむか、AT仕様でより大きなトルクを享受するか、こちらも悩ましいところです。
辛口評論家も唸ったドイツ車並みの優れた乗り心地
またクリーンディーゼル・ガソリン共通して評価できる点に、乗り心地の良さが挙げられます。
サスペンションの設計やボディ剛性アップなどにより、“10m走っただけで乗り心地が良いと感じさせる”“ドイツ車とガチで戦える”と、辛口評論家として知られる国沢光宏氏も絶賛しています。
マツダ デミオの使い勝手
デミオはボディサイズゆえにトランクルームの絶対的な容量はそこまでありませんが、6:4分割可倒式のため、乗る人数や積む荷物の量に応じてシートアレンジを変更することができます。
また荷室のフロアが低いため、車外から見る以上に底が深く容量があります。
その分、シートを倒してもフルフラットにならない点に注意が必要です。
マツダ デミオのグレードとエンジン(燃費)
デミオには1.5リッターのクリーンディーゼルとガソリンという2種類のエンジンがラインナップされます。
クリーンディーゼルエンジン車はベースグレードがXD、その上にXD Touring、XD L Packageというグレード構成になります。一方のガソリン車はベースグレードが15C、続いて15S、15S Touring、15S L Packageという構成です。
デミオの燃費は?
オートックワンではデミオの実燃費を計測しています。走行シーンごとの実燃費は下記のとおりです。
マツダ デミオ実燃費レポート|結果まとめ | ||
---|---|---|
グレード | XD L Package | 13S L Package ※現在は販売終了、現行型は1.5リッターエンジンに変更 |
パワートレイン | 1.5リッターディーゼル | 1.3リッターガソリン |
駆動方式 | FF | |
実燃費:高速道路 | 26.6km/L | 22.2km/L |
実燃費:郊外路 | 21.2km/L | 18.7km/L |
実燃費:市街地 | 19.7km/L | 16.0km/L |
実燃費:平均 | 22.4km/L | 18.9km/L |
マツダ デミオ グレードごとの装備比較
デミオの上位グレード車は、先述のように選択可能な内装のバリエーションが異なるほか、本革巻きステアリング / サイドブレーキレバー、LEDヘッドランプ、16インチアルミホイールといった装備が標準で装着されます。
先進安全技術であるi-ACTIVSENSEは全グレードに搭載されるので、主要な機能である自動ブレーキや車線逸脱警報、ブラインドスポットモニタリングといった機能は全車で利用できます。
一方、レーダークルーズコントロールやアダプティブヘッドライト、360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサーといった一部の機能は、最上級のL Packageでもオプション設定となります。
モータースポーツのベース車両向けの「15MB」とは
デミオには、1.5リッターエンジン×6速MTを組合せた15MBというグレードが存在します。
マツダとしてはモータースポーツのベース車両向けという立て付けで販売しており、装備は最小限ですが、その分156万円と低価格な点が魅力です。
マツダ デミオのオプションパッケージ
デミオは各グレードごとに異なるオプションパッケージが用意され、下位グレードでも上位グレード向けの装備を装着可能な場合があります。
例えばベースグレードの15Cでは、USB等の外部接続ハブやBluetooth、6スピーカーといった装備を組合せたコネクティビティパッケージやCDプレイヤーがオプションで用意されます。
最上級グレードのL Packageでは、アダプティブLEDヘッドライトやレーダークルーズコントロール、360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサーといった運転支援機能がオプションで用意されます。
マツダ デミオのボディカラー
- スノーフレークホワイトパールマイカ(+32,400円)
- ジェットブラックマイカ
- ディープクリスタルブルーマイカ
- チタニウムフラッシュマイカ
- エターナルブルーマイカ
- ソニックシルバーメタリック
- ディープクリムゾンマイカ
- マシーングレープレミアムメタリック(+43,200円)
- ソウルレッドクリスタルメタリック(+54,000円)
- ダイナミックブルーマイカ
▲奥:ソニックシルバーメタリック / 手前:ダイナミックブルーマイカ
マツダ デミオの価格・エコカー減税優遇額
デミオの価格はガソリン車が139.3万円~、クリーンディーゼル車が181.4万円~です。最上級グレードのXD L Packageは2WDで207.3万円~、4WDで227.8万円~となります。
デミオのエコカー減税適応グレードは?
デミオはクリーンディーゼル搭載の全グレードがエコカー減税に適応しており、自動車取得税、重量税ともに免除の恩恵をうけることができます。金額はXD Touringの場合、取得税が50,300円、重量税が22,500円です。
マツダ デミオの維持費
デミオは先述の通りクリーンディーゼルエンジン車がエコカー減税に適応しているほか、燃料が軽油のため安く、さらに燃費も総合的に良いので維持費面で有利です。
一方のガソリンエンジン車も燃費性能はWLTCモードで19.0km/Lと優秀なほか、燃料もレギュラー指定と維持費面で有利です。
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