トヨタ C-HR購入徹底ガイド|人気コンパクトSUVの値段や燃費、グレードの違いを徹底解説
- 筆者: オートックワン 編集部
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目次
- トヨタ C-HRの概要
- トヨタ C-HRのスペック
- トヨタ C-HRの改良・特別仕様車 最新情報
- トヨタ C-HRのモデルチェンジ情報
- トヨタ C-HRのボディサイズ
- トヨタ C-HRの外装(エクステリア)
- トヨタ C-HRの内装(インテリア)
- トヨタ C-HRの試乗インプレッション
- トヨタ C-HRの使い勝手
- トヨタ C-HRのグレードとエンジン・燃費
- トヨタ C-HRのボディカラー
- トヨタ C-HRの価格・エコカー減税優遇額
- トヨタ C-HRの維持費
- トヨタ C-HRの画像ギャラリー
トヨタ C-HR モデル概要
C-HRは2016年にデビューしたトヨタのコンパクトクロスオーバーSUVです。
コンセプトモデルが2014年のパリモーターショーでデビューして以来、SUV×クーペの融合を感じさせる都会的でスポーティなデザインが好評を博し、結果、コンセプトカーほぼそのままのデザインでデビューを飾りました。
正式発売後、人気はうなぎ登りとなり、発売後1か月で当初目標の8倍もの受注を達成。その後も好調に売れ続け、2017年度SUV売り上げナンバーワンを達成しました。
パワートレインには1.8リッターエンジン×モーターのハイブリッド、そして1.2リッターのガソリンターボが用意されます。シャシーは4代目プリウスから採用されている汎用プラットフォーム「TNGA」の第二弾で、定評あるザックス製ダンパーを採用して走りに磨きをかけています。さらに衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」を全車に標準装備するなど、デザインだけでなく走りや安全性にもこだわった商品力の高さが人気の秘訣です。
トヨタ C-HR 主要スペック
C-HRの主要諸元(スペック)と価格は以下の通り。
※主要グレードのみ抜粋
トヨタ C-HRの主要スペック | ||
---|---|---|
グレード | G(ハイブリッド) | G-T(ガソリンターボ) |
価格(消費税込) | 2,929,200円 | 2,605,200円 |
全長×全幅×全高 | 4360×1795×1550mm | |
ホイールベース | 2640mm | |
車両重量 | 1440kg | 1400kg |
乗車定員 | 5人 | |
エンジン&排気量 | 1.8リッター直列4気筒ガソリン | 1.2リッター直列4気筒ガソリンターボ |
使用燃料 | ガソリン(レギュラー) | |
エンジン最高出力 | 72kW(98ps)/5200rpm | 85kW(116ps)/5200~5600rpm |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgm)/3600rpm | 185N・m(18.9kgm)/1500-4000rpm |
モーター最高出力 | 53kW(72ps) | - |
モーター最大トルク | 163N・m(16.6kgm) | - |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | CVT | CVT(Super CVT-i) |
JC08モード燃費 | 30.2km/L | 16.4km/L |
トヨタ C-HRの改良・特別仕様車 最新情報
まだデビューしてからの期間が短いC-HRは、これまでに大きなモデルチェンジを受けていません。
細かな変更点として、2017年8月にはツートーンカラーのモデルが新たに加わりました。さらに2018年5月に小改修を受け、ヘッドランプとテールランプをLED化。同時にウィンカーを、発光部分が内側から外側に流れるように動く「シーケンシャルウィンカー」に変更しました。(一部グレード除き標準装備)
>>詳しくはコチラ:トヨタ C-HR、全光源をLED化した大型ヘッドランプを標準装備
さらに2018年12月には、ブラックとブラウンのカラーリングをフィーチャーした特別限定車を発売しています。それぞれ内外装にアクセントカラーのパーツを用い、ノーマルのC-HRとは異なる印象を放っています。
>>トヨタ「C-HR」の特別仕様車を発売|価格は265万5200円~
▼左:Mode-Bruno / 右:Mode-Nero(ともに特別仕様車)
トヨタ C-HRのボディサイズ
C-HRのボディサイズは下記のとおりです。
トヨタ C-HRのボディサイズ | |
---|---|
全長 | 4360mm |
全幅 | 1795mm |
全高 | 1550mm |
ホイールベース | 2640mm |
トヨタ C-HRの外装(エクステリア)
大胆なクーペ風ルーフとキーンルックが特徴
C-HRの一番の特徴として、そのデザインが挙げられます。
近年人気を博しているホンダ ヴェゼルやスバル XV、日産 ジュークといったシティクロスオーバーSUVと似たような成り立ちながら、一番の特徴はそのクーペのようになだらかなルーフです。サイドウィンドウ下部がリアにいくに従ってせり上がり、太いCピラーと組み合わさって、スポーティなイメージを感じさせます。
またボディ中心から側面まで大胆に回り込んだLEDヘッドライトも強い存在感を発揮しています。このフロントフェイスは、同社のカムリやプリウスPHVと共通の意匠で「キーンルック」と呼ばれます。
さらに写真の通り、ブラックやシルバーだけでなくビビッドなボディカラーが揃うのも特徴です。ツートーンカラーもあるため、オーナーの好みに合わせた一台を選ぶことが可能です。
トヨタ C-HRの内装(インテリア)
C-HRの内装はピアノブラックやソフトパッドを多用した、上質感あふれるものとなっています。内装色はリコリスブラウン(グレード:G / G-T)とブラック(S / S"LED Package" / S-T / S-T"LED Package")の2種類がラインナップされます。
インパネ中央に鎮座する9インチのディスプレイのほか、各種操作機器もドライバー方向を向いているという、ドライバー中心の設計が特徴的です。また着座位置が低く、SUVらしからぬスポーティな印象を受けます。
割り切り感が強く、広さや後方視界は限界あり
C-HRはその見た目通りクーペライクなデザインとなっているので、特に後席の頭上空間は余裕があるとは言い切れません。
デザインに“全振り”しているだけあり、特に後席の開放感は犠牲になっています。
またCピラーも非常に太いため、斜め後方の視界もトヨタ車中“ワーストレベル”とのこと。さらに後方視界も、トヨタの社内基準をギリギリクリアしているレベルだそうです。不安な場合は、事前に試乗して確認するのが良いでしょう。
トヨタ C-HRの試乗インプレッション
ハイブリッドは余裕の加速が魅力
C-HRの開発にあたって最重要視されたのは「走りとデザイン」です。
その走りに関してですが、まずは売れ筋のハイブリッドは、モーターアシストによるトルクに余裕があり、滑らかな加速が楽しめます。同じシステムを流用するプリウスよりも車重が重い分、若干の重さは感じさせるものの、不満を感じるほどではないそうです。
ガソリンターボは若干非力、6MT導入に期待!?
一方の1.2リッターガソリンターボは、走りに不満こそ無いものの「走りがウリ」と言うには若干の力不足感を感じます。
1470kgの車重に対し、最高出力は116馬力(5200~5600回転)、最大トルクは18.9kg-m(1500~4000回転)ということで、同じエンジンを搭載するハッチバックモデルのトヨタ オーリス 120T(2WDのみ)に比べて170kg重く、最終減速比はローギヤード化したものの、やや無理をしている印象があるようです。
ただしエンジンの感覚は素直で、自然な加速感は運転していて気持ちが良い面もあり、ユーザーによって評価が分かれる部分です。
ちなみに海外にはC-HRのガソリンターボ×6MTモデルがあり、同車の開発者曰く、エンジンとトランスミッションの相性がよく、乗っていて非常に楽しいとのこと。新車で買えるMT車が非常に少ない昨今、日本への導入に期待したいところです。
欧州車風味の高い走行安定性と優れた乗り心地
C-HRの美点として、優れた乗り心地が上げられます。
プリウスと同じ次世代プラットフォームのTNGAを採用しているものの、ザックス製ダンパーの採用を始めとする変更や細部の熟成・改良により、その乗り心地は大幅にアップしています。
特に欧州への輸出を想定して、長時間の高速巡航でも乗り心地・快適性が犠牲にならないようにセッティングを煮詰められており、長距離走行の多いユーザーには嬉しい点です。
ホイールサイズは17インチ? 18インチ?
2種類のホイールサイズで悩むところですが、開発者曰く「まずは17インチで開発を開始して、その後に18インチを試す方法を取った。特にハイブリッドは18インチで煮詰めていった」そうです。
以上の理由より、ハイブリッドは18インチ推奨、ターボは走りを取るなら18インチ推奨で、少し緩さを伴う17インチも選択肢としてはアリです。
>>詳しくはコチラ:新ジャンルクロスオーバー”トヨタ C-HR”が改めて問う、クルマ本来の愉しさ
※自動車評論家 渡辺 陽一郎氏による試乗レポート。
トヨタ C-HRの使い勝手
C-HRはルーフが低い分、荷室の高さは他のSUVに劣りますが、4:6分割可倒式の後席やシートを倒せばフルフラットになる設計により、長さのあるものを積むこともできます。
荷室容量は通常時318リッター、フルフラット時は最大1112リッターとなります。
さらに荷室フロア下にはデッキアンダートレイがあり、広さこそ無いものの、細かな荷物の収納に威力を発揮します。
▼左:荷室全景 / 右:デッキアンダートレイ
▼4:6分割可倒式シート
トヨタ C-HRのグレードとエンジン・燃費
C-HRのパワートレインは、1.8リッターハイブリッドと1.2リッターガソリンターボの2種類がラインナップされます。駆動方式はハイブリッドはFFのみ、ガソリンにはFFと4WDがあります。
グレード体系はG(ガソリンターボはG-T)とS(ガソリンターボはS-T)があり、上級グレードであるGには上級ファブリック×本革コンビシートやリコリスブラウン色の内装、さらに18インチタイヤ、LEDヘッドランプ・テールランプが装備されます。
ただしSグレードのLED Packageのみ、LEDヘッドランプ・テールランプが装備されます。
C-HRの燃費は?
オートックワンではC-HRの実燃費を検証しています。
実際の走行時の燃費は下記のとおりです。
トヨタ C-HR実燃費 | ||
---|---|---|
グレード | G(ハイブリッド・FF) | S-T(ガソリンターボ・4WD) |
市街地・街乗り実燃費 | 21.4km/L | 11.7km/L |
郊外路実燃費 | 25.6km/L | 13.1km/L |
高速道路実燃費 | 21.1km/L | 17.2km/L |
平均実燃費 | 21.1km/L | 13.7km/L |
また、参考までにコンパクトSUVクロスオーバーのライバル各車の実燃費も紹介します。
【参考】トヨタ C-HRのライバル車の実燃費 | |
---|---|
車種 | 実燃費(各コース平均) |
ホンダ ヴェゼル(ハイブリッド) | 19.5km/L |
マツダ CX-3(クリーンディーゼル) | 17.6km/L |
スバル XV Advance(ハイブリッド) | 16.9km/L |
実燃費テストの様子は関連記事をご覧ください。
>>詳しくはコチラ:トヨタ C-HR 実燃費レポート【ハイブリッド】
>>詳しくはコチラ:トヨタ C-HR 実燃費レポート【ガソリンターボ】
※自動車ライター 永田 恵一氏による記事。
オプションパッケージ
▼モデリスタパーツ装着車:左:ブーストインパルススタイル / 右:エレガントアイススタイル
C-HRには、トヨタ系アフターパーツブランドであるモデリスタやTRDのアクセサリーが用意されます。
外装パーツは上記のようなモデリスタ製ドレスアップパーツの他、TRDによるスポーティなエアロパーツ、さらにシートカバーやシフトパネル用イルミネーションなど、多彩なラインナップでオリジナルの一台に仕上げることができます。
またこれらのパーツは個別に購入・装着することも可能です。
トヨタ C-HRのボディカラー
モノトーンカラー
- ホワイトパールクリスタルシャイン(+32,400円)
- メタルストリームメタリック
- ブラックマイカ
- センシュアルレッドマイカ(+32,400円)
- ダークブラウンマイカメタリック
- イエロー
- ラディアントグリーンメタリック
- ネビュラブルーメタリック
ツートーンカラー
- ブラック×ホワイトパールクリスタルシャイン(+50,000円)
- ブラック×メタルストリームメタリック(+32,400円)
- ホワイト×ブラックマイカ(+32,400円)
- ブラック×センシュアルレッドマイカ(+50,000円)
- ホワイト×ダークブラウンマイカメタリック(+32,400円)
- ブラック×イエロー(+32,400円)
- ホワイト×ラディアントグリーンメタリック(+32,400円)
- ホワイト×ネビュラブルーメタリック(+32,400円)
▼左:ラディアントグリーンメタリック / 右:イエロー
トヨタ C-HRの価格・エコカー減税優遇額
C-HRの価格はハイブリッドが261.4万円~、ガソリンターボが229万円~となります。最上級グレードであるGの価格は292.9万円~です(特別仕様車を除く)。
C-HRのエコカー減税対象グレードは?
C-HRはハイブリッド全グレードがエコカー減税(自動車取得税100%+自動車重量税100%免税)+グリーン化特例(概ね75%)に適合しています。たとえば最上級グレードのGであれば、自動車取得税約73,200円、自動車重量税約22,500円、グリーン化特例約29,500円の優遇が受けられます。
一方ガソリンターボ車は、いずれもエコカー減税適応外となっています。
トヨタ C-HRの維持費
C-HRはSUVとはいえ、排気量が1.2~1.5リッターと小さく、さらにハイブリッドであればエコカー減税による税制面での優遇も大きいので、維持費の軽減が期待できます。
またガソリンもレギュラー仕様なので、維持費を気にしすぎず積極的に選べる一台といえるでしょう。
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