BMW X5 試乗レポート(3/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
3リッター直6の十分なパワーとイメージ通りのハンドリング
3リッターの自然吸気ユニットを積んだ従来のxDrive30iでは、出足の鈍さや中間トルクの薄さを感じたものだったが、新パワートレインを積むxDrive35iにはそういった印象はなく、踏めば即座にレスポンスするし、トルク感も十分だ。
すでに535iで、このエンジンの素性は体験していたが、重量級のX5に積まれても、その中間加速の力強さは頼もしいかぎり。2.2トンに達しようかという車体をいとも簡単に引っぱってくれる。
xDrive35iは、X5の中では下に位置するも、上のxDrive50iとは250万円近くも価格が違うので、販売面ではxDrive35iのほうが多数を占めるはず。
その点、従来のxDrive30iの3リッター自然吸気ユニットの組み合わせで少々感じられた不満も、新しいxDrive35iのターボエンジンであれば、X5に積んでも十分に通用するパフォーマンスを持っている。
ただし、535i等でも同様のことを感じたのだが、トップエンドの1,000回転ほどで音質が濁ってあまりキレイに回ってくれないのが少々残念。
まあ、高回転まで回して走るのが、あまりお行儀よろしく見えない世の中になったとはいえ、そこはやはりBMWとして期待するものがあるので、おいおい解決されていくことを願いたい。
ワインディングを攻めても、これほど大きな車体をイメージどおりに走らせることができるハンドリングは、SUVをここまで仕上げることのできるBMWに驚嘆の念を抱かせる。
その感覚は、かつて初代X5が出たときに他車に対して抱いたのと似た感覚ではあるが、10年あまりが経過し、ライバル車も各々レベルアップした中で、あらためてそう感じる。
それはX5自体が大きくレベルアップしているからだろう。
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