BMW M6 海外試乗レポート(1/3)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:BMW グループ・ジャパン
500psを超える“スーパー・マシン”
ニースやサントロペといった南仏、あるいはイタリアの山岳部などと並んで、スペイン各地にもヨーロッパの各メーカーが好んで用いるテスト・フィールドが存在する。交通量の少ない高速道路から、大きなRの高速コーナー。そして、スポーツ派ドライバーならばよだれを流して喜んでしまいそう(!?)なワインディング・ロードと、およそ走りを堪能するには事欠かない舞台がこうした地方には共通して揃っているのだ。
そしてもう一点、恐らくは彼らが好んでこうした場所を選択する理由としては、そこが温暖な気候に恵まれているという事柄も大きく影響をしているはず。特に、準備期間も含めるとなんだかんだと一ヶ月近くもそこで過ごす事になる事が珍しくないイベント・スタッフにとっては、そんな滞在期間をいかに快適に過ごすかも場所選びの重要な基準になるもの。「どうしてココを試乗会の場所に選んだの?」と訊ねると「だってココ、快適じゃん!(笑)」という声が返ってきたのも一度や二度ではない。ついでに言えばこうした地域というのは、どんなお店で何を食べてもだいたいオイシイ、と相場は決まっているもので・・・。
で、今回もまたそうしたスタッフが毎日美味しいものを食しているのかどうかは聞きそびれたが、日本から丸々24時間以上を費やしていざ会場へと到着してみれば、そこはちょうど2ヶ月前にポルシェのイベント(911カブリオレ)で訪れたばかりのホテルそのもの。セビリアの空港から30kmほど離れたこのホテルの周辺にはなだらかな丘陵地帯が広がり、見通しが良く軽くうねった交通量の少ない道があちこちの方向へと伸びる。しかも、ちょっと走れば山岳地帯でのワインディング・ロードにも事欠かない。なるほどこれならば、500psを超える“スーパー・マシン”のテスト・フィールドにも確かにぴったりである。
そんな今回のテストモデルが、BMWの放った最新・最強フラッグシップであるM6。そのネーミングからも明らかなように、M5が5シリーズをベースに生まれたモデルならば、こちらは6シリーズがベース。搭載するエンジン/トランスミッションも、すでにM5に採用されているV型10気筒エンジンと7速SMGというコンビネーション。すなわち、すでに日本を出発する以前の段階から「M6の走りは、大体こんな感触なんだろうナ」と大方の“当たり”をつけて、この国際試乗会会場へと赴いた自分が居たのであったが・・・・・。
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