BMW 5シリーズ 海外試乗レポート/石川真禧照(1/2)
- 筆者:
- カメラマン:BMW Japan
先々代に近いスタイリングとなった新型5シリーズ
BMWのアッパーミドルクラス、5シリーズセダンがフルモデルチェンジした。
先代の5代目は、セダン以外に「ツーリング」と呼ばれるステーションワゴンがあったが、今回はセダンだけの登場である。しかし、5シリーズは昨年末に5ドアクーペの「グランツーリスモ」を既に発表している。この5ドアセダンは、新型ではなく旧型か?
実はグランツーリスモは、今回の新型5シリーズの先行モデルなのだ。
新型5シリーズは、現行の7シリーズのサスペンションコンポーネンツなどを流用したニューモデルで、BMWはまず始めに5ドアのグランツーリスモに7シリーズのコンポーネンツを搭載し、実戦テストをしたのだ。
そして、7シリーズをベースにしているので、新型5シリーズのボディサイズは先代よりも拡大している。旧5シリーズと比較すると、全長で+55mm、全幅+15mm、全高+5mm、そしてホイールベースは80mmも長くなっているのだ。
ホイールベースを同クラスのセダンと比較してみると、クラウンマジェスタより45mm、日産 フーガより70mm、メルセデスベンツ Eクラスよりも95mmも長くなる。
新型5シリーズのスタイリングは、先代の5代目E60/61(BMW好きの人は開発コードで呼ぶ人が多い)よりもおとなしくなって、先々代の4代目(E39)に近いイメージとなった。
しかし、大きくなったキドニーグリル(BMW独自の2分割グリル)は、上方が突き出した逆スラントノーズになり、車体の幅の広さも手伝ってかなり大きく見える。
そして、サイドに回りこむと、ボンネットが長くスポーツカー的なプロポーションが特徴。テールランプはボディサイドまで回りこみ、LEDを多用しているのが新しい。
インテリアは、これまでのようにナビゲーション画面のためにダッシュボードが盛り上がることなく、スッキリとしている。さらにコクピットのレイアウトは約7度ドライバー側に向けられており、このクルマが完全にドライバーズカーとして開発されたことがわかる。
ボディカラーは7色、インテリアはトリムカラーなどを含め13色が用意され、それぞれの組み合わせが可能になっている。
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