BMW 3シリーズカブリオレ 海外試乗レポート(2/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:BMW グループ・ジャパン株式会社
よりBMWらしいエレガントさとクーペ同等の室内空間
さて、このハードトップルーフの採用はデザイン面にも恩恵をもたらしました。全体的によりフラットでスッキリとしたBMWらしいラインが強調され、眺めていても乗っていてもよりエレガントさが味わえるように感じます。
ウインドウスクリーンやウエストラインが下げられたことで「外から眺めたときに、首までではなく胸まで見えたほうがエレガンス」というBMWのデザイン思想を実現することができたというわけです。せっかくのカブリオレモデルですから、オープン時の開放感がどの席でも高まったというのは嬉しいポイントですからね。
ロッド式アンテナをやめて外に出ないカタチのものを採用したのもデザインへのこだわり。カブリオレモデルということもあって、駆け抜ける喜びよりもデザイン面での美しさに力が入れられたということのようです。
トピックスのハードトップルーフは3分割式。ボタンひとつで開くのに22秒、閉めるのに23秒と素早く、操作も簡単なのはいいところ。個人的にはルーフを閉じたときに、3分割式の分割部分のゴムがちょっと目立つのが気になりますが、使い勝手のよさ的には文句ナシです。
さて、4シーターと名乗るには4名乗車でも快適に過ごせる適度な広さの空間が必要になりますが、そこはさすがといったところ。カブリオレモデルにするには、ボディの補強などが必要になりますが、室内に向かっての犠牲はほぼないといっていいでしょう。後席の広さも肩周り以外はほぼクーペと変わらないほどです。また快適性を高めるために、細かいところにも配慮されています。
代表的なのはシートの性能。前席のシート地は従来のレザーシートに比べて直射日光が照射されても10℃までしか表面温度が上がらないものが採用されているんです。レザーシートって直射日光を浴びると意外なほどに熱くなって、真夏に長時間外に駐車なんてしておいたときには、とてもじゃないけどスッと座れないくらいのもの。いつの季節も快適に過ごせるこの気遣いは嬉しいですよね。
さて後席はと言いますと、今度は荷物を積むことを前提として丈夫なシート生地が採用されています。いくら4シーターとは言っても、前席2名使用で後席は荷物席というシーンのほうが多いでしょうからね。ラゲッジはオープン時で210Lと、正直広くはありません。つまり後席を+160Lの荷室として使ってくださいということなんですね。その後席、背もたれを倒すと幅40cmほどのトランクスルースペースも出現するので、予想よりは入ると考えておけばいいでしょう。
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