BMW 2シリーズグランツアラー「BMWの走りを味わえるコンパクトミニバン」~岡崎五朗のクルマでいきたい(ahead)~
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BMWの走りを味わえるコンパクトミニバン
2シリーズグランツアラーは、 同アクティブツアラーの全長を約21cm(うちホイールベースが11cm)ストレッチした3列シートのコンパ クトミニバン。3列目乗員のヘッド ルーム確保を目的に全高も約5cm高くした。
アクティブツアラーと比べるとひとまわり大きく、グリーンハウス周りにもドーンとした重量感があって、素晴らしくスタイリッシュというわけではない。
BMWはプレミアムかつスポーティーであってなんぼと考えている僕のような保守派?にしてみれば、正直違和感あり。
メルセデスやアウディも、この種のジャンルはフォルクスワーゲンやオペル、フォードといった大衆車ブランドに任せておけばいいという構えだ。
そんななかBMWがなぜグランツアラーを出してきたのかと言えば、そこに市場があると踏んだから。
BMW内にも議論はあったらしいが、ブランドイメージの分散リスクと商売を天秤にかけ、「プレミアムクラス唯一のコンパクトミニバン」という独自性に勝機ありという判断が下ったという。
事実、BMW初のFFであるアクティブツアラーは、これまでBMWに興味をもたなかった層を中心に好調な売れ行きを見せている。 彼らにとってはBMWであることが重要で、FRでないことはさして重要ではないのだろう。
そう考えると、アクティブツアラーのユーティリ ティーをさらに強化したグランツアラーにも十分に勝機はある。それどころか、日本ではグランツアラー がアクティブツアラーを喰ってしまう可能性大だ。
3列目シートは小学生程度なら楽に座れるし、小一時間程度なら大人でも問題なし。 もちろん、シートを畳めば大きな荷室が現れる。ヤングファミリーにとっては便利なことこのうえない。
最後に、乗った感じはちゃんとBMWであることを付け加えておこう。こんなに質の高い乗り味のコンパクトミニバンは他にちょっとない。このあたりはさすがBMWである。
BMW 2シリーズグランツアラー
コンパクトなボディに、最大で7人の乗車が可能な広々とした空間を実現。多彩なシートアレンジによって、乗車人数や用途、荷物の量に応じた居住性とラゲージルームの容量を自在に調節できる。装備面では「衝突回避・被害軽減ブレーキ」に加え、「iDrive ナビゲーション・システム」「LEDヘッドライト」など、走行安全性と快適性に優れた機能を全車標準装備。新世代の4気筒クリーン・ ディーゼル・エンジン搭載モデルもラインアップされている。
BMW 2シリーズグランツアラー 220i Sport 主要諸元
車両本体価格:¥4,240,000(消費税込) / 全長 x 全幅 x 全高(mm):4,565×1,800×1,645 / 車両重量:1,630kg / 定員:7人 / エンジン:直列4 気筒DOHCガソリン / 総排気量:1,998cc / 最高出力:141kW(192ps)/5,000rpm / 最大トルク:280Nm(28.6kgm)/1,250~4,600rpm / JC08モード燃費:15.8km /L / 駆動方式:前輪駆動
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