アウディ A4アバント 海外試乗レポート(2/3)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:アウディ・ジャパン株式会社
“感銘を受ける”その全貌
日本に導入されると思われるのは、1.8TのFFと3.2Lのクワトロだろう。いずれクワトロモデルの拡大もあると考えられるが、まずトップグレードの265PSを出す3.2Lクワトロから試乗した。
アウディらしい隙のないデザインにいつもながら感心してキャビンに入ると、明るい室内にまず驚く。イビザ島の陽光のせいばかりでない。カッチリしたインテリアデザインが安堵感を与えてくれるのと同時に、程よい緊張感に包まれる。しかも走り出すと、ドライビングテイストにウキウキする。
A4セダンから取り入れられたフロントアクスルを前に出すレイアウトは、ステアリングの応答性が良く、コーナーでの旋回性能も高い。素直でクセのないハンドリングだ。
AWDによってトラクションが適時前後輪に配分されるので、FF的なクセは殆ど感じないし、接地感の高いステア特性はライントレース性に優れ、かつ安心感の高いシャシーに仕上げられているのも感銘を受けた。
エンジン特性はアウディらしい硬質な回転を持ったV6で、まさに回転でパワーを稼ぐ素直なタイプである。ストレートに回るところはなかなか気持ちがいい。
低回転では、ややエンジン振動があるものの、これも力強さを感じる程度であり、欧州車に乗りなれたドライバーなら気にならないだろう。また走行中のエンジンバランスは良好で静粛性も高い。
さらにアウディ・ドライブ・セレクトを使えばエンジン特性やシフトタイミング、ステアリングの操舵特性などを変えることが可能。「オート」ではその状況に応じたクルマ側の最適の状況に変わっていくが、その変化は自然でドライバーが感知することはない。「スポーティ」にするとアクセルレスポンスが向上して、メリハリの効いたものになる。
同時選択装着のダンパーのアダプティブコントロールは一層メリハリ感が効くが、無理やり変化をつけたものではない点が好ましい。乗り心地もフラットな姿勢を保ち、現行A4よりも格段に滑らかで静粛性も高い。
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