アウディ 新型A3セダン 試乗レポート/今井優杏(1/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正
日本にぴったりのコンパクトセダン「Audi A3 Sedan」、それには理由が・・・
すでに発売され、またも売れ行き好調なAudi A3 Sportback(アウディ A3 スポーツバック)に、新たなモデルが追加された。
それがAudi A3 Sedan(アウディA3 セダン)だ。
全長4,465mm、全幅1,795mm、全高1,405mmというボディサイズは、私のような大柄とは言えない女性(かといって小柄ではないですが)が運転席に身体を沈めても、前後左右、四隅に目が行き届くような、かなりコンパクトなサイズ感。狭い日本の道においても現実的に取り回しが非常に良くて、いわゆるパレットタイプの立体駐車場が備えられたマンションなんかに住んでいる人や、近所に小さいボディ規格で作られたコインパーキングしかない!なんて人でも困ることは無い、日本の大本命サイズとなる。
というのも、実はA3ファミリーは、アウディジャパンが本国アウディAGに依頼して作った『日本発信モデル』なのだ。
もちろん上記のような駐車場事情なんかも大前提として念頭に置いて開発されているから、日本にピッタリなのも当然というワケ。そりゃ使い勝手もピカイチなはずだ。
しかしいざ実戦投入してみたら、意外にも世界中でこの『コンパクトセダン』は大人気となり、現在アウディ内でも20%を占める人気モデルとなっている。
世界中で27,800台を越える売り上げを記録し、中国や北米あたりでも売れ行き好調だというから、煩雑な都市部に暮らす人々にとって、いちばん気になる『取り回しの良さ』は確保しつつ、ボディサイズの小ささという、ともすればコンプレックスになりがちな部分を完全に打ち消す、高いプレミアム感を持ち合わせる、いわば『美味しいとこ取り』モデルは大歓迎されたのだ。
ちなみにガチンコで競合となるのが、一足早く発売された、メルセデス・ベンツの「CLA」だが、今回導入されたA3セダンは、好調な過去の売り上げを追い風とし、さらに後発モデルという強みを最大限に生かして『勝ち』を狙いに行く。
セダン用にほぼニューデザインを採用
プラットフォームは当然A3スポーツバックと共用しているが、エクステリアで共用する部分はわずかに4点、ミラー、ドアハンドル、ヘッドライト、そしてアウディのアイコンであるシングルフレームグリルのみ。
現在のアウディが顧客に最も支持されているデザイン性の高さ、そして洗練を最大限に生かすため、セダン用にデザインを起こすという、ほぼニューデザインを採用したのである。
アウディらしい、肉感というよりもシャープさを強調したライン、清潔なイメージを持つシンプルさ、良い意味での無機質感は、セダンというよりもクーペライクな印象で、小柄ながらもキュッと締まったスマートさで存在感抜群だ。
アウディって、ともすればそっけなく見えるほどのストイックさを感じさせる造型作りが、本当に上手である。
さて、今回報道陣向けの試乗会は北海道・帯広~十勝にて開催された。
そう、雪道を試乗させてくれるという趣向である。
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